佐藤姉弟 混合デュエット日本勢初優勝!涙もシンクロ「夢じゃないかと思うくらい幸せ」
2023年07月17日 05:05
アーティスティックスイミング
![佐藤姉弟 混合デュエット日本勢初優勝!涙もシンクロ「夢じゃないかと思うくらい幸せ」](/sports/news/2023/07/17/jpeg/20230717s00065000010000p_view.webp)
今大会は昨年覇者のイタリア人ペアが故障欠場。本命として臨んだが、予選は苦戦した。技が認定されずに最低評価となるベースマーク(BM)が1つあり、3位通過。回転軸を斜めにする脚技が45~60度の範囲から外れていたミスを犯したが、決勝では修正してBMはなし。冒頭には10点満点の採点をするジャッジもいるほぼ完璧なリフトも決めた。昨年と同じ「ターザン」をテーマに動物の鳴き声が響くプールで力強く泳ぎきった。
姉弟ならではの感覚があり、脚や手の角度は細かく確認しなくてもアバウトな表現で合う。混合デュエットは非五輪種目だが、2人は今季から男子に門戸が開かれたチーム種目にも出場。友花は「2人でオリンピアンになってメダリストになれれば格好いい」と次の目標に照準を定めた。(木本 新也)
◇佐藤 友花(さとう・ともか)2001年(平13)8月22日生まれ、茨城県出身の21歳。中高一貫の並木中教校から筑波大に進学。2歳で水泳、6歳でASを始める。21年の東京五輪は日本代表入りしたが、補欠で出場なし。22年世界選手権でフリーコンビネーション、チームTR、混合デュエットTR、FRで銀、チームFRで銅と5個のメダルを獲得した。身長1メートル67。
◇佐藤 陽太郎(さとう・ようたろう)2004年(平16)8月10日生まれ、茨城県出身の18歳。常総学院高から今年4月に筑波大に進学。5歳の時に姉のコーチの勧めでASを始め、中学1年時の17年に日本選手権フリーコンビネーションに出場。19年の世界ユース選手権混合デュエットで銅メダルを獲得した。22年世界選手権は姉・友花との混合デュエットでTR、FRの2つの銀を獲得。身長1メートル79。
▽ASの男子 世界選手権では15年から男女1人ずつの混合デュエットを採用。24年パリ五輪から8人によるチームに男子2人まで出場できることになり、世界選手権も今大会から男女混成編成が可能となった。
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