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安治川親方の甥・安櫻が逆転はりま投げで勝ち越し“土俵際の魔術師”安美錦をほうふつ「よく残ったな」

2023年07月17日 14:01

相撲

安治川親方の甥・安櫻が逆転はりま投げで勝ち越し“土俵際の魔術師”安美錦をほうふつ「よく残ったな」
<大相撲名古屋場所>序二段の安櫻 Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所9日目 ( 2023年7月17日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 安治川親方(元関脇・安美錦)の甥の序二段・安櫻(18=安治川部屋)が白猿(18=立浪部屋)を下して4勝目を挙げた。
 先場所は東序二段20枚目で7戦全敗。「自分の相撲が取り切れなくて悔しかった」と大負けの経験を糧に、筋トレと増量に励んで力をつけた。西80枚目まで番付を大きく下げた今場所で早くも勝ち越し。「うれしいです」と笑顔が止まらなかった。

 相撲内容は土俵際の大逆転。体重98キロの安櫻よりもさらに軽い72キロの白猿にうまく右からいなされて完全に背後につかれた。そこから右でまわしをつかむと、右回りに自転して向き直りながら土俵際ギリギリ残ってはりま投げ。「ヤバいと思いました。自分でもよく残ったなと思います」。勝ち越しの懸かる一番で、稽古場でもやったことのない逆転技を見事に決めた。

 土俵下には審判として見守る安治川親方の姿があった。安美錦は現役時代「土俵際の魔術師」と呼ばれた業師。憧れの伯父をほうふつさせる動きを、本人の目の前で見せた。

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