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カリーが劇的V “3P差”を最終18番のイーグルで逆転 まさにブザービーター?

2023年07月17日 09:40

バスケット

カリーが劇的V “3P差”を最終18番のイーグルで逆転 まさにブザービーター?
劇的な最終ホールでのイーグルで優勝を飾ったステフィン・カリー(AP) Photo By AP
 米スポーツ界のセレブによるゴルフ・トーナメント、「アメリカン・センチュリー選手権」は16日、ネバダ州ステートラインのエッジウッド・タホGC(6709ヤード、パー72)で最終日の第3ラウンドを行い(出場92人)、前日の第2ラウンドの7番でホールインワンを達成していたNBAウォリアーズのステフィン・カリー(34)が、最終18番(572ヤード、パー5)で見事なイーグルを奪取。バスケットボールの“ブザービーター”のような劇的なフィニッシュで、元テニス選手のマーディー・フィッシュ(41)を最終ホールで逆転して優勝を飾った。
 スコアはイーグルを6ポイント、バーディーを3ポイント、パーを1ポイント、ボギーは0でダブルボギー以下をマイナス2ポイントとして計算するステーブルフォード方式。カリーは最終日の17番を終えて69ポイントで、フィッシュは72ポイントだった。

 しかし18番でピン左6メートルに2オンさせたカリーはラインを読み切ってパットを沈め、6ポイントが与えられるイーグルをマーク。フィッシュがパー(1ポイント)だったために3日間の合計ポイントはカリーが75、フィッシュが73となって土壇場で順位が入れ替わった。

 3日間のストローク数はカリーが69→73→72の通算2アンダーの214。フィッシュは74→67→69の通算6アンダーの210で、フィッシュの方が4打少なかった。

 初日から首位の座を守ったカリーは全54ホースでイーグルが4(24ポイント)、バーディーが7(21ポイント)、パーが32(32ポイント)、ボギーが9(0ポイント)、ダブルボギーが2(マイナス2ポイント)。これに対してフィッシュはイーグルはなく、バーディーが15(45ポイント)、パーが32(32ポイント)、ボギーが5(0ポイント)、ダブルボギー以下が2(マイナス4ポイント)という内容で、最終日の2つを含む4つのイーグルがカリーにとって大きな意味を持った。

 NBA関連の出場者の優勝は元スパーズのガードで、ブルズとクリッパーズの監督も務めたビニー・デルネグロ(56)が2021年に制して以来、カリーが2人目。現役選手では初めてとなった。

 元ホーネッツの父デル・カリー(59)は48ポイントで11位。実弟で昨季ネッツでプレーしたセス・カリー(32)は13ポイントで46位だった。昨年の大会を含めて過去3回優勝している元NFLカウボーイズのQB、トニー・ロモ(43)は51ポイントで8位。オフにパッカーズからジェッツに移籍したQBアーロン・ロジャース(39)は56ポイントで5位に食い込んだが、昨季のスーパーボウルを制してMVPとなったチーフスのQB、パトリック・マホームズ(27)はマイナス5ポイントで62位に終わった。

 このほかLPGAで通算72勝を挙げているアニカ・ソレンスタム(52)は55ポイントで6位。かつてNBAの76ers、サンズ、ロケッツで活躍したチャールズ・バークリー(60)はマイナス32ポイントで81位だった。

 NBAの現役選手ではウォリアーズのアンドレ・イグダーラ(39)が0ポイントで58位、ヒートのカイル・ラウリー(37)はマイナス15ポイントで69位、ブルズのザック・ラビーン(28)はマイナス51ポイントで89位。かつてラプターズなどで活躍したビンス・カーター(46)はマイナス25ポイントの76位でフィニッシュした。
 *敬称略

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