【相撲インターハイ】80キロ級は秋田北鷹2年の山城結が優勝!次の目標は2階級制覇

2023年08月06日 08:55

相撲

【相撲インターハイ】80キロ級は秋田北鷹2年の山城結が優勝!次の目標は2階級制覇
全国高校総体80キロ級入賞者(左から)優勝・山城結、2位・山口力丸、3位・斉藤榛、田島徳文 Photo By スポニチ
 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)相撲競技が5日、北海道北斗市の総合体育館で開催された。大会2日目となったこの日は、団体予選2~3回戦と個人戦の無差別級優秀32選手決定トーナメント、体重別戦(80キロ級、100キロ級)が行われた。
 80キロ級は、秋田北鷹2年の山城結が頂点に立った。昨年は出場しておらず、今年3月の全国選抜大会では初戦敗退。初めての全国大会入賞でいきなり日本一の栄冠を手にした。表彰式後も「正直まだ実感が湧いてない」と話すほど自身でも驚きの快進撃だった。

 得意は右の前ミツ。スピードのある前に出る相撲で勝ち進み、決勝は右下手から先に攻めて下手投げ気味に寄り倒して勝負を決めた。今後の目標は「階級を上げて中量級でも全国で入賞」。2年生ながら日本一に輝き、次は2階級制覇を見据えた。

 5月の全日本体重別を制して10月の世界ジュニア選手権軽量級日本代表が内定している大倉義経(埼玉栄2年)は、準々決勝で田島徳文(岐阜農林2年)に寄り倒しで敗れた。また、昨年準優勝の富永陸人(宮崎・小林西3年)は3回戦で林田大和(熊本・芦北2年)に引き落としで敗れた。

 今大会は、軽量級らしい動きの速い攻防が目立った。軽量級同士の取組では頭四つで長い相撲になることも多いが、この日はほぼ全試合短時間で決着。互いに土俵際まで粘ってもつれる内容が多く、異議申し立て(物言い)のつく相撲も数多く見られた。審判団協議の際にはビデオ判定を導入。アマチュア相撲界では昨年9月の東日本学生体重別選手権から急速に普及し、高校の大会では今回が初めてのビデオ判定導入となった。


 ▽80キロ級 準々決勝
山城結(秋田北鷹2年) 突き落とし 川口正太郎(青森・三本木農業恵拓2年)
斉藤榛(千葉・拓大紅陵3年) 掛け投げ 林田大和(熊本・芦北2年)
田島徳文(岐阜農林2年) 寄り倒し 大倉義経(埼玉栄2年)
山口力丸(長崎鶴洋3年) 突き出し 三瀬椿(愛媛・野村3年)

 ▽準決勝
山城結 下手投げ 斉藤榛
山口力丸 うっちゃり 田島徳文

 ▽決勝
山城結 寄り倒し 山口力丸

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