中島　今季6度目の最終日最終組！運も味方2差2位で“指定席”

2023年08月06日 04:30

ゴルフ

中島　今季6度目の最終日最終組！運も味方2差2位で“指定席” — 中島啓太 Photo By スポニチ

【男子ゴルフツアー　横浜ミナトチャンピオンシップ第3日（ 2023年8月5日神奈川県　横浜CC＝7231ヤード、パー71 ）】 10位から出た中島啓太（23＝フリー）が67で回り、通算8アンダーで首位に2打差の2位に順位を上げた。稲森佑貴（28＝国際スポーツ振興協会）が通算10アンダーでトップをキープ。蝉川泰果（22＝フリー）が通算7アンダーで4位に続いている。

　中島が1カ月半ぶりに“指定席”に戻ってきた。「僕は最終組で優勝争いの状況を全て把握しながらプレーする方が得意。最終組に入れた方がチャンスかなと思います」。ホールアウトした時点では3位グループ。最終日最終組の可能性は低いと思われたが、後続の鈴木が17番でトリプルボギーを叩き、押し出されるように今季6度目の最終日最終組に入った。運も巡ってきた。

　読みとタッチを合わせるのが難しいグリーンに苦しんだ。「暑さでグリーンがパンケーキのように膨らんでフワフワした感じ。上りのラインは重くなる」と頭を悩ませながらも17番で4メートルのチャンスを沈めるなど要所要所を締めた。

　横浜CCは18年の日本オープンの時に経験。しかし当時はショットのスピンコントロールがうまくできず、傾斜のあるグリーンに翻弄（ほんろう）され予選落ち。「5年前からかなり成長している。パットが入れば優勝のチャンスはある」。得意の最終組で狙い通りの試合運びができれば、賞金王争いをリードする金谷と入れ替わり再びトップに返り咲く。

　《“怒りのイーグル”永野2位浮上》永野が330ヤードの8番パー4で“怒りのイーグル”を奪って2位に浮上しV争いに絡んできた。「昨日は1オンを狙わなかったんですが、前のホールでボギーを叩いてフラストレーションがたまっていたので狙いました」と1・5メートルのチャンスにつけ、勢いに乗った。今週はフェアウエーが広く全体的に距離も長くないため、飛ばし屋に有利なレイアウト。「アドバンテージはあると思います。明日はパットが入ってくれれば楽しみです」と話した。

　▼1位稲森佑貴　よく耐えたと思います。パーをぎりぎり拾うことができていた。大きなケガをせずに終えられました。（今季初Vに王手）

　▼4位蝉川泰果　トップの稲森さんに追いつけるよう逆転を狙って、自分らしさ全開で伸ばせるように頑張ろうと思います。（10位から浮上）