川崎　1差2位浮上！ダイヤモンド世代最多3勝目へ「勝つには6つは伸ばしたい」

2023年08月06日 04:30

ゴルフ

川崎　1差2位浮上！ダイヤモンド世代最多3勝目へ「勝つには6つは伸ばしたい」 — 4番でティーショットを放つ川崎春花（共同） Photo By 共同

【女子ゴルフツアー北海道meijiカップ第2日（ 2023年8月5日北海道　札幌国際CC島松C＝6593ヤード、パー72 ）】 8位から出たツアー通算2勝の川崎春花（20＝村田製作所）が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算9アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。アドレスで左肩が下がる癖を修正。03年度生まれの「ダイヤモンド」世代で最多となる通算3勝目を視野に入れた。ツアー通算17勝の鈴木愛（29＝セールスフォース）が通算10アンダーで単独首位に立った。

　アドレスで左肩が下がる癖は完璧に修正された。川崎は3番で残り169ヤードの2打目を1メートルに寄せると、後半12番パー5でも残り69ヤードの3打目を1メートルにつける正確なショットでバーディーを重ねた。「キャディーさんや父から左肩が下がるアドレスを指摘されて良かった。出球から左に出るミスばかりして…。もう制御が利かなくなっていたんです」。

　昨季2勝の20歳も今季は苦戦。5月には腰痛でバランスも崩した。ここ3カ月は「試合も行きたくない時があった」と言う。7月の資生堂レディースで予選落ちした日、鏡に映る顔を見ると涙がこぼれていた。左肩の指摘を受けたのは、その直後だったという。今をときめくダイヤモンド世代最多の3勝目を視界に捉え「勝つには6つは伸ばしたい」と意気込んだ。

　《10代3勝狙う桜井3差5位》2週連続Vとツアー史上3人目の「10代3勝」を目指す桜井が3つ伸ばし、3打差の5位につけた。それでも「9番から13番まで全部チャンスでしたが、1個も入らなくて…」とグリーン上での苦戦を悔しそうに振り返った。同じ「ダイヤモンド世代」で仲も良く、ともに2勝している川崎も2位につけている。「いるなぁ、という感じ。特に意識はしません」と笑った。