能力は重々承知だが…ラグビー日本代表 出場停止となる選手選ぶべきではない

2023年08月06日 04:38

ラグビー

能力は重々承知だが…ラグビー日本代表 出場停止となる選手選ぶべきではない
<日本・フィジー>前半、日本・ラブスカフニ(背番7)が危険なタックルで退場となる(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【ラグビーリポビタンD チャレンジカップ2023 パシフィックネーションズ シリーズ最終戦   日本12―35フィジー ( 2023年8月5日    東京・秩父宮ラグビー場 )】 【ジョセフHC“参謀”堀川隆延 深堀り】前半早々に14人となり、崩れかけた試合を立て直したのは途中出場の中村だ。前半はスペースにボールを運ぶことができず、攻撃が「点」になっていたのを、スキルと状況判断に優れた中村が12番に入ったことで「面」になった。SO経験者として若い10番に助言できるのも強み。
 途中から13番に入った長田も、局面を打開できるプレーができる。首脳陣にとってうれしい誤算のはずで、将来の日本代表を支える存在として成長させるためにも、今回のW杯でたくさんの経験を積んでもらいたい。

 レッドカードになったラブスカフニの危険なタックルはいただけなかった。サモア戦のリーチは最初のタックラーの入る位置が若干高く、肩が相手の頭に入った。一方で今回はファーストタックラー。意識付け一つで避けられたはずで、ゲームを壊してしまった。ラブスカフニの選手としての能力とリーダーシップは重々承知だが、他の選手への影響も考え、本番でも最初の2試合は出場停止となる選手を選出すべきではないと思う。

 これまでは規律の高さが強みだった日本だが5連戦を見ると崩れかけている。マネジメントするジョセフHCはもちろんだが、リーダー陣が自覚を持って解決し、修正を図ってほしい。(静岡ブルーレヴズ・アシスタントコーチ)

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