バスケ男子日本代表エバンスを追加招集　ホーバス監督「保険。試合に出る可能性はない」

2023年08月11日 13:00

バスケット

バスケ男子日本代表エバンスを追加招集　ホーバス監督「保険。試合に出る可能性はない」 — FE名古屋のエバンス・ルーク（手前） Photo By スポニチ

　日本バスケットボール協会は11日、W杯（25日開幕、日本など3カ国共催）に向けて合宿中の男子日本代表にエバンス・ルーク（32＝FE名古屋）を追加招集することを発表した。右股関節痛を抱えるホーキンソン・ジョシュ（28＝SR渋谷）が離脱した場合のバックアップ要員。W杯メンバー12人に対し、合宿メンバーは16人となった。

　トム・ホーバス監督（56＝米国）とエバンスがオンラインで取材に対応。ホーバス監督は「ジョシュがケガした時に保険があった方がいいと思った。ジョシュは今週から5対5もしているので、大丈夫そう。もう一回ケガをしたら大変だと思って（エバンスを）呼びました。本当に感謝します。試合に出る可能性はないです」と語った。エバンスは自宅のある米国から10日夜に帰国し、11日から練習に合流。「どんな時でも日本代表の合宿に呼ばれるのは名誉なこと。自分の役割を果たしたい」と力を込めた。

　ホーキンソンは7月下旬に負傷。韓国戦2試合（同22、23日）、ニュージーランド戦2試合（8月2、4日）の国際強化試合4試合を欠場したが、週明けから5対5の練習に合流している。今後の国際強化試合にも出場できる見通しだが、再発に備えてエバンスを招集した。エバンスはホーキンソンの再発がなければ、基本的には試合に出場しない。練習では相手の仮想ビッグマンとしての役割が期待される。

　W杯1次リーグで日本（世界ランク36位）は25日にドイツ（同11位）、27日にフィンランド（同24位）、29日にオーストラリア（同3位）と対戦する。アジア最上位になれば来夏のパリ五輪出場権を得られる重要な戦い。15日にアンゴラ（同41位）、17日にフランス（同5位）、19日にスロベニア（同7位）と有明アリーナで国際強化試合を行い、本番会場の沖縄に乗り込む。

　▼日本代表メンバー

　【ポイントガード】富樫勇樹（千葉J）、河村勇輝（横浜BC）、西田優大（三河）

　【シューティングガード】比江島慎（宇都宮）、須田侑太郎（名古屋D）、馬場雄大、富永啓生（ネブラスカ大）
　【スモールフォワード】渡辺雄太（サンズ）、原修太（千葉J）、吉井裕鷹（A東京）、金近廉（千葉J）

　【パワーフォワード】井上宗一郎（越谷）

　【センター】ホーキンソン・ジョシュ（SR渋谷）、川真田紘也（滋賀）、渡辺飛勇（琉球）、エバンス・ルーク（FE名古屋）