【世界陸上】サニブラウンは6位 昨年のオレゴン大会の7位を上回るも「マジで悔しい」X4
2023年08月21日 05:30
陸上
「(6位には)全く満足していない。今年はいけると思っていたので。いやー、悔しいっすねー」と着順には全く満足していない様子。「準決勝通って、とりあえずよかったなと思っていたが、やっぱり他の選手たちを見ていると、ここでもう1段階、ギアを上げてくる。それができないと勝てないということを身に染みて感じました」と世界の強豪から、また1つ学んだ様子だった。
「決勝に向けての体の調子は悪くはなかった。しっかりと集中して組み立てていけたら、もっと違うレースになっていたのかな」と“組み立て”がずれていたと表現した。「今年は去年と比べて冷静に決勝に入ることができた。あとは練習でやっていることをやるだけだったんですが、できなかった部分が今回の敗因かなと思います」。そして最後にもう1度、悔しい気持ちを表現した。「今年の方が本当にもっと(メダルに)近い感覚があった。去年は身を削りながら、いっぱいいっぱいに走っていた。それに比べたら…、メチャクチャ悔しいですね。メダルは手に届きそうなところに来ている。もうそろそろつかみたいですね」と本音を語ってインタビューを締めくくった。
決勝の舞台から2時間30分前に行われた準決勝では、本来の大きなストライドで滑らかに加速して、自己ベストタイの9秒97で1組2位に入り、着順で決勝に進出した。前日(19日)の予選後、「40~60メートルが鍵。体が立ち上がったところで、もう一回ギアを上げていければ、しっかり前でフィニッシュできる」と言っていた通り、中盤の走りを修正。17年ロンドン大会の200メートルを含めれば3度目のファイナルだった。
昨年のオレゴン大会は日本人で初めて世界選手権のファイナルを駆けて10秒06で7位。「去年は決勝で悔しい結果だった。しっかり決勝で全力で走ってメダルラインを狙いたい」と闘志を燃やしていたブダペストで、世界のトップと激突した。
7月下旬のスイス・ルツェルンでの競技会後は、序盤の加速を修正して「ようやくしっかり戻ってきた」と確かな手応えを得ていた。6月の日本選手権では左脚けいれんもあり8位に終わったが、世界選手権にピークを合わせてきた。「今年は決勝でしっかりやるぞという気持ちで、勝てるように、メダルを獲れるように頑張っていきたい」と話した挑戦。2大会連続のファイナルで、名実ともに世界トップの仲間入りを果たした。
「陸上で世界一を目指して、世界記録、五輪でのメダルを目指してやっている」。決勝での悔しい思いと壮大な野望が、サニブラウンの進化を後押しする。
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