【世界陸上】快挙だ!泉谷駿介、110m障害で日本初の決勝進出!!メダル懸け午前4時40分号砲

2023年08月22日 03:10

陸上

【世界陸上】快挙だ!泉谷駿介、110m障害で日本初の決勝進出!!メダル懸け午前4時40分号砲
男子110メートル障害準決勝。先頭でゴールを駆け抜け、日本初の決勝進出を決めた泉谷(AP) Photo By AP
 【陸上・世界選手権第3日 ( 2023年8月21日    ハンガリー・ブダペスト )】 男子110メートル障害で、泉谷駿介(23=住友電工)が新時代を切り開いた。準決勝1組を13秒16で走り1着でフィニッシュ。この種目では日本初となる決勝進出を決めた。1度、他選手によるフライングがあったものの、冷静さを保って、しっかり走り切った。2組の横地大雅(22=TeamSSP)は14秒93で9着、3組の高山峻野(28=ゼンリン)は13秒34で5着、ともに決勝進出はならなかった。
 前日(20日)の予選は2組に登場して13秒33の2位で余裕の通過。「ちょっとバランスの悪いレースになってしまったので、準決勝はそこを修正したい」と運命の準決勝を見据えていた。横地、高山とともに3人で準決勝に残れたことを泉谷は喜んでいた。日本にいるかのように、いい雰囲気で走れそうな予感が泉谷にはあった。

 6月の日本選手権で13秒04の日本新記録をマーク。その後は欧州を転戦して世界の強豪に挑んだ。最高峰のダイヤモンドリーグ・ロンドン大会では世界王者ホロウェイ(米国)と互角のレースを展開した。

 三度目の正直だった。21年東京五輪、22年オレゴン世界選手権と世界大会で2年連続準決勝敗退。特に東京五輪は決勝進出までわずか0秒03に泣いた。自らの記録を縮め、技術を磨いて迎えたブダペストで、ついに壁を突破した。

 決勝は準決勝からわずか約1時間半後の日本時間22日午前4時40分号砲。「メダルは狙えそうだったら狙うという感じで頑張りたい」。表彰台という新たな歴史を刻むため、23歳のエースが死力を尽くす。

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