【世界陸上】快挙の泉谷駿介ってこんな人 跳躍種目でも驚異の自己ベスト “勝負ドリンク”はコーヒー

2023年08月22日 05:03

陸上

【世界陸上】快挙の泉谷駿介ってこんな人 跳躍種目でも驚異の自己ベスト “勝負ドリンク”はコーヒー
男子110メートル障害準決勝。先頭でゴールを駆け抜け、日本初の決勝進出を決めた泉谷(AP) Photo By AP
 【陸上・世界選手権第3日 ( 2023年8月21日    ハンガリー・ブダペスト )】 男子110メートル障害の泉谷駿介(23=住友電工)が、日本陸上界の歴史に輝く1ページを記した。日本人として初めて立った決勝の夢舞台。13秒19をマークしてお見事史上初5位入賞。深夜の日本に感動を届けた泉谷は、こんな人なんですよ!
【泉谷駿介ってこんな人】

 ▼生まれとサイズ 2000年(平12)1月26日生まれ、横浜市出身の23歳。1メートル75、69キロ。

 ▼競技歴 中学で短距離、高跳び、四種競技などで汗を流したが全国的に無名。武相高入学後に才能を開花させ、3年時に八種競技で全国総体優勝。三段跳びでも3位入賞。順大で跳躍種目の出場枠が埋まっていたため110メートル障害に専念。

 ▼実績 110メートル障害で日本選手権3連覇中。19年ドーハ世界選手権は負傷で欠場。21年東京五輪、22年オレゴン世界選手権は準決勝敗退。

 ▼万能型 専門の110メートル障害で日本記録の13秒04を持つだけでなく、100メートルは10秒37で走る。走り幅跳びは8メートル00、三段跳びでも16メートル08。驚異的なバネの持ち主。

 ▼常に全力 ペース配分が苦手。武相高時代、200メートル5本を走る練習でも「本当に思い切り走って2本しか走れなかった。投てきの子でも5本走れるのに…」(田中徳孝監督)というのは語り草。

 ▼偏食 高校2年夏までは「ジャンクフードや菓子パンを食べていた」。同年の全国総体で14位。悔しい思いがきっかけで、嫌いな野菜を食べるようになり「体つきが変わった」。

 ▼緊張と無縁 混成競技で走る苦手な400メートル、1500メートルの経験のおかげ。「嫌いすぎて、嫌な思いをしなくなった」。今季も最高峰ダイヤモンドリーグ2試合を経験し「もしかしたら自分の方が速いんじゃないか」と気づく。

 ▼ルーティン 大好きなコーヒーを試合1週間前から抜き、勝負の日の朝に再びチャージ。6月の日本選手権でも同じルーティンで日本記録を樹立し、今大会も「準決勝、決勝の日に飲みます」。

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