日翔志が幕下7人優勝決定トーナメント制す「辛抱してよかった」悲願の新十両昇進は確実

2023年09月25日 07:27

相撲

日翔志が幕下7人優勝決定トーナメント制す「辛抱してよかった」悲願の新十両昇進は確実
<秋場所千秋楽>勝ち名乗りを受ける日翔志(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所千秋楽 ( 2023年9月24日    東京・両国国技館 )】 7人によるトーナメントで争われた幕下優勝決定戦は、西3枚目で番付最上位の日翔志(26=追手風部屋)が制した。
 6番相撲で左臀部(でんぶ)付近を痛めている日翔志は、既に来場所の新十両昇進が確定的な状況。7番相撲を取り終えた13日目には「ケガしないように取りたい」と話していた。それでも、土俵に上がれば番付の違いを示した。

 相手をよく見ながら押して一気に前に出る相撲で勝ち進んで決勝へ進出。過去2度対戦してともに勝っている嘉陽に対し「動いてくる相手なので立ち合い見ていった」と冷静に対処して押し出した。

 初土俵から2年。首の大ケガを乗り越えて26歳でついに関取昇進へ。「感慨深い。辛抱してよかった」。本割の6勝に決定戦の3勝も加えて幕下優勝で花を添えた。

 ▽1回戦
北大地(西17枚目=立浪部屋) 寄り切り 朝白龍(西27枚目=高砂部屋)
日翔志(西3枚目=追手風部屋) 押し出し 大野城(西53枚目=高田川部屋)
嘉陽(西23枚目=二所ノ関部屋) 送り出し 千代嵐(西47枚目=九重部屋)

 ▽準決勝
日翔志 押し出し 北大地
嘉陽 寄り切り 大青山(東50枚目=荒汐部屋)

 ▽決勝
日翔志 押し出し 嘉陽

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