十両・東白龍が10勝で新入幕確実に「やっと勝ててうれしい」10場所連続の5枚目以内から“脱出”

2023年09月25日 07:31

相撲

十両・東白龍が10勝で新入幕確実に「やっと勝ててうれしい」10場所連続の5枚目以内から“脱出”
<秋場所千秋楽>美ノ海(左)を押し出しで破る東白龍(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所千秋楽 ( 2023年9月24日    東京・両国国技館 )】 西十両4枚目の東白龍(27=玉ノ井部屋)が美ノ海(30=木瀬部屋)を押し出して10勝目を挙げた。
 立ち合い頭で当たって回転よく突っ張って一気に前に出て押し出し。会心の内容で白星を2桁に乗せ、来場所の新入幕を確実とした。

 十両5枚目以内の番付は昨年春場所から10場所連続。幕内を視界にとらえながらもなかなか届かずにいた。「あと1勝というチャンスでずっと負けていた。やっと勝ててうれしい」。ようやく念願をかなえた。

 勝てば新入幕が大きく近づく大事な一番、得意の引き技は頭になく、前に出る相撲に徹した。「大事な時に引いて負けた嫌な思い出があったので」。専大松戸高時代、1年時と3年時に全国高校総体で決勝進出を果たしているが、ともに引いて敗れ高校横綱を逃している。「思い切り当たって走っていった方がいいと思った」。立ち合いから迷いはなかった。

 19年夏場所の三段目付け出しデビューから4年半で幕内へ。「もっと体重を増やして、幕内で戦える体づくりをしたい」と意気込んだ。

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