ネガティブなときは「レモン果汁」を飲むといい理由
2023年10月23日 09:00
レモン果汁がメンタルケアにいい説、浮上してきました。
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(ポッカサッポロ)は、レモン果汁の摂取が愛情ホルモン(オキシトシン)の分泌と心理状態に及ぼす影響について研究し、その結果を日本食品科学工学会第70回記念大会で発表しました。
レモン果汁がメンタルヘルスに与える影響
新型コロナウイルス感染症の影響やコミュニケーションの在り方が変化してきたことで、他者とのつながりが以前よりも希薄になってきていることを受け、同社はある研究を実施。
社会性や他者との信頼関係に関与する「オキシトシン」の役割に注目し、レモン果汁の摂取が、唾液中のオキシトシン濃度と心理状態にどんな影響を与えるかを調査しました。
愛情ホルモン(オキシトシン)とは
愛情ホルモン(オキシトシン)は、親子の肌と肌の触れ合いによって増加するホルモンで、「愛情ホルモン」として知られています。このホルモンは愛情の形成に重要であり、良好な対人関係が築かれている際に分泌され、社会的なつながりに寄与するとされています。
レモン果汁の摂取により対人信頼感が向上
研究の結果、レモン果汁を摂取すると、摂取前と比較して唾液中のオキシトシン濃度が上昇し、否定的な感情が低下、対人信頼感が向上することが示されました。
これらの結果から、レモン果汁の摂取が愛情ホルモンの分泌を促進し、一時的な否定的感情の軽減、対人関係における肯定的感情の向上に役立つ可能性が示唆されました。
研究方法と結果
①26~54歳の健康な男女25名を対象に、レモン果汁30mlを摂取してもらった
②摂取前と摂取から5, 20, 60分後に唾液採取し、唾液中オキシトシン濃度の変化を調べた
③摂取前と摂取から55分後に2種類の質問紙(※)を用い、心理状態の変化を調べた
※質問紙には、多面的感情状態尺度(短縮版)(寺崎・岸本・古賀, 1991)と対人信頼感不信感尺度(堀井・槌谷, 1995; 天貝, 1995)を用いた。
学会発表の概要
1.演題:レモン果汁摂取による唾液中オキシトシンと心理状態への影響
2.発表者:ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)
尾関大徳、岡部昇悟、網谷雄志、紺谷愛美、仲田創、平光正典、井上孝司、平山悌也
3.発表日:日本食品科学工学会第70回記念大会(2023年8月24日~26日)
<Edit:編集部>
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