【プリンセス駅伝】九電工は不完全燃焼4位

2023年10月23日 06:00

陸上

【プリンセス駅伝】九電工は不完全燃焼4位
九電工アンカーの野崎(右) Photo By スポニチ
 【プリンセス駅伝in宗像・福津 ( 2023年10月22日    宗像ユリックス発着の6区間42・195キロ )】 11月26日に宮城県で開催される全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)の出場権をかけ31チームが参加した。九州勢では初優勝を狙った九電工は、4位に入り16位までに与えられる出場権を獲得した。創部7年目の岩谷産業が2時間18分46秒で初優勝を飾った。また、ワコールは25位だったが、完走したことでMGC出場権獲得者を有するため特例措置で本戦への出場権を獲得した。
 昨年6秒差で優勝を逃した大会で、今年も九電工の選手たちに笑顔の花は咲かなかった。優勝チームから1分6秒差の4位。エース区間の3区を走った林田美咲は「優勝していい流れの中で(宮城に)乗り込みたかったので、悔しい結果でした」と唇をかんだ。

 それでも意地は見せた。林田は前半から快走を見せ、7人抜きで13位から6位と順位を引き上げた。区間2位の激走にも「区間賞が目標だった。思ったより後半が伸び悩んだ。スタミナ不足だった」と満足はしていなかった。

 昨年区間新だった逸木和香菜は5区で3位から2位へ引き上げた。区間3位の走りに「今週に入って動きが良くなっている実感はあった。今シーズンの中では一番内容が良かった」と表情は明るかった。本番は1カ月後。8位以内という目標に向けしのぎを削る。林田は「そこはぶらさずに、やっていきたい」と誓った。 (杉浦 友樹)

 ○…岩谷産業が創部7年目で初優勝を飾った。1区で川村楓が区間2位の走りで流れをつくると、圧巻は5区の中野円花だ。2位との差を2秒差から48秒差に広げる区間賞の走りでVロードを切り開いた。19年の世界陸上のマラソン日本代表経験もある32歳は「1秒でも速く6区にタスキを渡すことだけを考えた」と話した。チームは04年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんがアドバイザーとして指導に携わる。中野は「練習に取り組む姿勢やメンタル面でアドバイスをいただいています」と感謝。本番では8位以内を目指す。

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