【ワールドコンバットゲームズ・相撲】三輪隼斗が無差別級で世界一!日本選手団は金1個、銅9個の活躍

2023年10月23日 08:26

相撲

【ワールドコンバットゲームズ・相撲】三輪隼斗が無差別級で世界一!日本選手団は金1個、銅9個の活躍
男子無差別級で優勝した三輪隼斗 Photo By スポニチ
 格闘技の国際総合大会「ワールドコンバットゲームズ」の相撲競技が21~22日、サウジアラビア・リヤドで行われ、日本からは男女3階級ずつに計14人の選手が出場した。
 21日は体重別の男女計6階級が行われた。男子軽量級は、奥知久(日体大3年)が初戦で敗れてから敗者復活戦を3回勝ち上がって銅メダルを獲得。今月8日の世界選手権に続いて3位となった。

 女子軽量級は、10年前のコンバットゲームズ金メダリストの山中未久(29=クレオテック)と昨年のワールドゲームズ金メダリストの奥富夕夏(25=リバーサルジム新宿Me,We)が、ともに準決勝で先に攻め込みながら惜しくも逆転負け。2人は3位決定戦も敗れて表彰台を逃した。山下寧々(静岡・焼津中央高2年)は初戦で敗れてから敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦で奥富を下手投げで破って世界選手権に続いて銅メダルを獲得した。

 男子中量級は、三輪隼斗(29=ソディック)が準決勝でモンゴルのバーサンドルジ・バドラルに上手投げで敗れた。敗者復活戦を勝ち上がった藤澤詩音(22=アイシン)と3位決定戦で対戦し、三輪が低い立ち合いから一気に押し出しで勝利した。

 女子中量級は、昨年のワールドゲームズ金メダリストの石井さくら(東京・足立新田高3年)と世界選手権3位の長谷川理央(慶大2年)がともに準決勝で敗退。それぞれ3位決定戦を制して銅メダルを獲得した。松本渚(24=Genky)は1回戦で敗れた。

 男子重量級は、世界選手権無差別級3位の松園大成(25=長崎県教員)が準決勝で敗れ、敗者復活戦を勝ち上がった石崎涼馬(23=滋賀県教員)と3位決定戦で対戦。銅メダルを懸けた日体大出身同士の対戦は、2年後輩の石崎が寄り切りで制した。

 女子重量級は、世界選手権金メダリストの久野愛莉(24=東洋警備保障)が準決勝で敗退。敗者復活戦を勝ち上がった今日和(26=アイシン)と3位決定戦で対戦し、寄り切りで破った。初戦で敗れた大蔵紫音(日大3年)は敗者復活戦で今に上手投げで敗れた。

 22日に行われた無差別級には、男女それぞれ全階級の選手が出場。男子無差別級は、三輪隼斗が世界の頂点に立った。低い押しや前ミツを引いての下からの攻めで勝ち進み、決勝は世界選手権金メダリストのベレシウク・オレクサンドル(ウクライナ)と対戦。右差し左前ミツの体勢で大きな相手に食い下がり、1分を超える熱戦の末、右内掛けで崩しながら前に出て寄り倒した。三輪は通算6度目の国際大会出場で、中量級を制した16年以来7年ぶりの優勝。無差別級では自身初の世界一となった。

 女子無差別級は、軽量級の奥富夕夏と中量級の長谷川理央が、それぞれ体格差のある相手を破って日本勢最高の準々決勝まで進出。ともにウクライナの重量級選手に敗れた。敗者復活戦は日本勢同士の対戦が続く展開に。松本渚が長谷川理央を、久野愛莉が奥富夕夏を破り、久野が松本を寄り切ってその後の3位決定戦も制した。

 日本勢は全階級で入賞。金メダル1個、銅メダル9個を獲得した。

 各階級の優勝者は以下の通り。

 ▽男子軽量級(85キロ未満)
セミクラス・スヴァトスラブ(ウクライナ)
 ▽男子中量級(115キロ未満)
ダイアウリ・バジャ(ウクライナ)
 ▽男子重量級(115キロ以上)
ジェラーゼ・ラシャ(ジョージア)
 ▽男子無差別級
三輪隼斗(日本)
 ▽女子軽量級(65キロ未満)
ニキティンスカ・オレナ(ウクライナ)
 ▽女子中量級(80キロ未満)
コレスニク・カリーナ(ウクライナ)
 ▽女子重量級(80キロ以上)
ベレゾフスカ・イワンナ(ウクライナ)
 ▽女子無差別級
ヤロムカ・スヴィトラナ(ウクライナ)

おすすめテーマ

2023年10月23日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム