霧島、師匠最後のご当所で恩返し 霧島酒造から化粧まわしも贈呈へ…12日初日の九州場所へ調整

2023年11月01日 14:51

相撲

霧島、師匠最後のご当所で恩返し 霧島酒造から化粧まわしも贈呈へ…12日初日の九州場所へ調整
陸奥部屋での稽古で腕立て伏せを行う霧島 Photo By スポニチ
 大関・霧島(27=陸奥部屋)が1日、福岡市内の所属部屋で九州場所(12日初日、福岡国際センター)へ向けた稽古を行った。
 すり足やてっぽうなど基礎運動に取り組み、「体が落ちているのでしっかり稽古して備えたい」。10月4日の東京都大田区から29日の大阪府門真市まで、計22カ所に及んだ秋巡業中は昼寝の時間がないため筋肉が落ちがちだとして、「昼寝るのが大事」と、稽古と並行しての重要性も強調した。

 九州場所は師匠・陸奥親方(元大関・霧島)にとって最後のご当所。来年4月、65歳での定年を迎える。

 今年夏場所後、大関昇進をかなえて自身のしこ名を譲った愛弟子が初めて「霧島」として臨み、同時に師匠として迎える最後の九州場所。「もう一つ上を目指して頑張ってほしい」。大関の一つ上となれば、もう横綱しかない。

 5月の大関昇進伝達式でも「今まで以上に稽古すれば、もう一つ上も夢じゃない」と語った陸奥親方。その期待を受け止める霧島は、「大事と思うと慎重になりすぎる。いつも通りにやりたい」と平常心を心掛ける一方、「師匠の最後の九州場所ですし、いい恩返しがしたい。大関になって“霧島”ももらって、横綱に上がれたら最高ですね」。来年春場所まで3場所での綱獲りへ意欲を語った。

 2日には新しい化粧まわしを焼酎メーカーの霧島酒造から受け取るという。大関昇進後の6月、霧島市役所や都城市の同社を訪問。名実ともに、2代目への継承は進んでいる。

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