3年ぶりシード狙う東海大ダブルエース復帰 石原「区間賞狙う」越「区間1桁」箱根駅伝

2023年12月13日 18:46

駅伝

3年ぶりシード狙う東海大ダブルエース復帰 石原「区間賞狙う」越「区間1桁」箱根駅伝
<箱根駅伝東海大>Tポーズを決める越(左)と石原(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 第100回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に向け、11年連続51回目の出場を果たす東海大が13日、神奈川県内の湘南キャンパスで取材会を行った。
 両角速監督は「やっと箱根で役者がそろう」と、エースの石原翔太郎(4年)と主将の越陽汰(3年)に出場の目処が立ったことを喜んだ。

 石原は21年に3区で区間賞を獲得し、前回は2区で区間4位と健闘した。しかしエースの期待を背負った今季はケガで苦しんだ。今年9月の合宿中に右足底を負傷。ハリ、マッサージなどの治療を受け、リハビリとして指のトレーニングも行ったが、約2カ月も走ることができず、10月の箱根の予選会、11月の全日本大学駅伝を欠場した。

 「悔しかった。最後の箱根だし、第100回大会でもあるし、自分も出たい気持ちが強かった」と石原。現在のコンディションは「30%」と言うが、何とか箱根本番に間に合わせた。

 越は22年は7区で区間3位、23年は4区で区間9位と箱根で実績を残してきた。しかし昨年9月に発症したメニエール病の影響で時折目眩(めまい)などの症状が表れ、練習をこなすことができず、石原同様、箱根予選会、全日本大学駅伝を回避した。現在も投薬治療は続けているものの、体調は万全だ。

 「練習が積めているからか、病気が改善しているのか分からないけど、今年始まってから一番調子が良い」と明るい表情で話した。

 東海大は19年に初優勝を飾ったが、22年は11位、23年は15位に止まりシードを確保できなかった。まずは3年ぶりのシード獲得が目標となる。その鍵を握るのが石原と越の走りになる。

 両角監督はレースプランについて「石原は駅伝力があり、あらゆる状況に対応できる。前にいる者を抜くのが彼のスタイルなので復路かどうか別にして後ろの区間になるかな。越は1年、2年と箱根の経験者でもある。いろんな準備をさせているので、どこでも行ける選手」と説明した。

 往路での起用が予想される石原は「走るからには区間賞を狙って、チームに貢献できる走りをしたい」と意気込んだ。

 往路序盤の重要区間での出走が有力視される越は「与えられた区間で全力で頑張りたい。区間1桁順位でまとめられるようにしたい」と力を込めた。
 

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