炎鵬 7カ月ぶり実戦 夏場所で脊髄損傷 寝たきりから復活へ

2023年12月13日 04:40

相撲

炎鵬 7カ月ぶり実戦 夏場所で脊髄損傷 寝たきりから復活へ
宮城野部屋で18番の申し合い稽古を行った炎鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の元幕内で三段目の炎鵬(29)が12日、都内の宮城野部屋で計18番の申し合い稽古を行った。今年の夏場所中に脊髄損傷の大ケガ。自力で立てない寝たきり状態からリハビリを始め、今月6日に約7カ月ぶりとなる実戦稽古を再開したことを明かした。
 この日は序二段力士を相手に13連勝するなど、持ち味の速い攻めや技の切れは健在。「取れば取るほど体が動くようになる。今までにない楽しさ」と相撲が取れる喜びをかみしめた。恐怖心との闘いとなる立ち合いでは頭から当たる場面も。指導する間垣親方(元幕内・石浦)は「今出ても三段目なら負けないのでは」と評価した。

 4場所連続休場中で、初場所(来年1月14日初日、東京・両国国技館)も全休なら序二段転落となるが「焦りは禁物」と慎重な姿勢。年明けに精密検査を受けてから初場所の出場可否を判断する予定で「諦めなければ良い結果が待っている」と笑顔で前を向いた。完全復活の日は、着実に近づいている。

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