王鵬が琴勝峰との埼玉栄高同期対決制した「連続で負けてはいけない」ライバルへの強い思い

2024年01月22日 07:05

相撲

王鵬が琴勝峰との埼玉栄高同期対決制した「連続で負けてはいけない」ライバルへの強い思い
王鵬 Photo By スポニチ
 【大相撲初場所8日目 ( 2024年1月21日    東京・両国国技館 )】 西前頭11枚目の王鵬(23=大嶽部屋)が琴勝峰(24=佐渡ケ嶽部屋)との2敗対決を制して6勝目を挙げた。
 立ち合い頭で当たり合ってから押し込まれた王鵬が左へ回り込んではたくと、琴勝峰は前にのめって土俵を飛び出した。勝った王鵬は「立ち合いからすごい勢いだったので必死で余裕はなかった。もっと前に出たかった」と納得の内容ではなかったが、ライバル撃破に安どした。

 埼玉栄高相撲部同期対決。幕内での過去の対戦成績は3勝3敗で、三段目と十両時代を含めても5勝5敗と全くの五分だった。22年九州場所で王鵬が2桁勝利を挙げると翌場所では琴勝峰が千秋楽相星決戦進出の大活躍を果たすなど、常に互いを意識し合い、高め合ってきた。

 場所前には出稽古や二所ノ関一門連合稽古で顔を合わせたが、この2人の手合わせは実現せず。高校3年間ともに汗を流してきた間柄だけに「今さら確かめることもない」と手の内は互いに知り尽くしているようだ。

 この日勝ったことで、対戦成績は王鵬が一歩リード。拮抗する戦いの中で「連続で負けてはいけないと思っている」と強い気持ちを持って臨んだ。その言葉どおり、入門1年目に三段目で2回負けて以降は一度も連敗していない。期待の若手同士、今後も幕内の土俵で白熱の好勝負が期待される。

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