元関脇・若隆景が西幕下筆頭で6戦全勝 関取復帰当確&幕下V王手も「あと一番あるので集中」

2024年01月24日 15:09

相撲

元関脇・若隆景が西幕下筆頭で6戦全勝 関取復帰当確&幕下V王手も「あと一番あるので集中」
<初場所11日目>出羽ノ龍(手前)と組む若隆景(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所11日目 ( 2024年1月24日    東京・両国国技館 )】 右膝前十字靱帯断裂の大ケガから復帰2場所目で西幕下筆頭の元関脇・若隆景(29=荒汐部屋)が出羽ノ龍(22=出羽海部屋)との全勝対決を制して6連勝と星を伸ばした。
 低い立ち合いから右を差すと左上手を引いた瞬間すぐに体を開いて上手出し投げ。幕内優勝経験者のうまさが光る内容で全く寄せ付けなかった。「しっかり当たって攻めようと思いました。最後は体が反応してよかった」と落ち着いた表情で振り返った。

 これで6戦全勝。東幕下筆頭の嘉陽(24=二所ノ関部屋)が負け越し、西十両14枚目の栃武蔵(25=春日野部屋)も負け越したため、若隆景の再十両昇進が確実となった。「あと一番あるので集中して取りたいと思います」。関取復帰で満足することはなく、元いた地位を見据えるべく前を向いた。

 もう一人全勝だった西幕下41枚目の春山(23=尾上部屋)も星を伸ばして6戦全勝。13日目に、幕下優勝を懸けた若隆景と春山の直接対決が組まれることが予想される。最後の一番へ向け「思い切って自分の相撲を取るだけ」と気を引き締めた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年01月24日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム