新十両・尊富士10勝!不成立の立ち合いで互いに張り手…一触即発も「冷静にいけてよかった」

2024年01月25日 16:38

相撲

新十両・尊富士10勝!不成立の立ち合いで互いに張り手…一触即発も「冷静にいけてよかった」
<初場所12日目>輝(左)を攻める尊富士(撮影・久冨木 修)  Photo By スポニチ
 【大相撲初場所12日目 ( 2024年1月25日    東京・両国国技館 )】 新十両の尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が輝(29=高田川部屋)を破って10勝目を挙げた。
 立ち合い右から張って少し右に動くと「行司待った」で立ち合い不成立に。しかし、両者の動きが止まる直前、輝が勢い余って右から張り手を一発見舞った。互いに険しい表情になり、一触即発の状態に場内は騒然。2度目の立ち合いは正面から頭で当たり合って尊富士が下から押し上げて前に出ていき、最後は二本差して寄り切った。

 「熱くなった。ちょっと気合入ってしまった」と苦笑い。それでも「もう一回張ってやろうかと思ったけど、落ち着いて冷静にいけてよかった」と勝負には影響せず持ち味を発揮しての完勝だった。

 場所中、部屋では横綱・照ノ富士(32)からアドバイスを受けている。「押されて負けてないんだから、焦る必要はない」。横綱からの励ましの言葉で気持ちを切り替え、連敗を2で止めて白星を2桁に乗せた。

 2敗で並んでいた狼雅(24=二子山部屋)と時疾風(27=時津風部屋)が敗れたことで、尊富士が再び単独首位に。それでも優勝への意識については「全くない。毎日一番だけに集中しているので」と平常心を強調した。

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