わずか34.5ポイント差 美誠 逆転でパリ五輪へ「優勝するだけ」

2024年01月25日 04:45

卓球

わずか34.5ポイント差 美誠 逆転でパリ五輪へ「優勝するだけ」
<2024年全日本卓球選手権>会見に臨む伊藤美誠(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【卓球 全日本選手権 ( 東京体育館 )】 女子シングルスで2年ぶり4度目の優勝を狙う伊藤美誠(23=スターツ)が26日の初戦、4回戦を前に会見した。パリ五輪選考対象最後の大会。既に早田ひな(23=日本生命)が五輪当確となる中、選考レース3番手から同2番手の平野美宇(23=木下グループ)をポイント僅差で追い、逆転を狙う。ジュニア男女シングルス決勝が行われ、女子は張本美和(15)、男子は松島輝空(16=ともに木下アカデミー)が優勝した。
 パリ切符獲得は簡単ではない。選考レース3番手の伊藤は34・5ポイント差で2番手の平野を追う。シングルスの出場枠は2。逆転には8強以上が最低条件で、さらに平野より2勝以上多くする必要がある。決勝まで対戦のない平野が準決勝を突破すれば、その時点で消滅。「他の選手のことは考えていない。できることを全てやって私が優勝するだけ」と力を込めた。

 21年東京五輪で金、銀、銅をコンプリート。大会後は次の目標を定める前に周囲から「パリ五輪も頑張ってね」と声をかけられて戸惑った。最終的にパリを目指すことを決めたのは「大きな目標がないと卓球を楽しめない」のが理由。重圧に苦しんだ東京五輪前とは逆の発想だが「今は五輪に行きたい気持ちが強い。今は本気です」と強調した。

 シングルス一本に集中するため、早田とのダブルスは回避。頂点に立った先にパリがある。まずは人事を尽くして天命を待つ。

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