【卓球】平野美宇、伊藤美誠と争うパリ五輪単代表懸けた全日本「1試合ずつ決勝戦の気持ちで」 

2024年01月25日 15:39

卓球

【卓球】平野美宇、伊藤美誠と争うパリ五輪単代表懸けた全日本「1試合ずつ決勝戦の気持ちで」 
平野美宇 Photo By スポニチ
 【卓球・全日本選手権第4日 ( 2024年1月25日    東京体育館 )】 女子シングルスで7年ぶり2度目の優勝を目指す平野美宇(23=木下グループ)が、張本美和(15=木下アカデミー)と組む女子ダブルスで4回戦から登場し、5回戦で麻生麗名、笹尾明日香組(日本生命)に2―3で敗れた。
 あす26日から対戦が組まれているシングルスを前に、まずはダブルスに登場。4回戦は岡田琴菜、面田采巳組(愛知工大)に3―0で快勝したが、続く5回戦では接戦の末に2―3で敗れた。試合後には会見に出席した。

 「最後はどんどん調子が上がってきたけど1、2ゲーム目から出足が遅れた。惜しかったけど、最初からエンジンを懸けきれなかったのが負けにつながった。1、2本の差で負けてしまったのは悔しい」

 あす26日にはシングルスの女子4~6回戦が行われる。平野は4回戦で面手凛(山陽学園高)と対戦し、勝ち進めば、5回戦で森さくら(日本生命)と鶴岡菜月(十六フィナンシャルグループ)の勝者と戦う。6回戦では、昨年11月の全農カップ大阪大会で敗れた大藤沙月(ミキハウス)と対戦する可能性がある。

 「東京が終わってから、シングルスの2枠を目指してやってきた。リオが終わってから本気で五輪を目指すようになって、集大成だと思う。明日は1試合ずつ決勝戦の気持ちで頑張りたい。緊張を全くしないことはないと思うけど、そのドキドキも味わいながら。次の五輪をどうするかも決めていない。こんなに何かが懸かる、こんな試合は最後かもしれない。自分の人生は自分で決めると思って戦うことが大事になる」

 パリ五輪のシングルスの出場枠は2。選考レースでトップを独走する早田ひな(23=日本生命)は今大会の結果を待たずに既に五輪切符獲得を確定している。2番手の平野は、3番手の伊藤美誠(23=スターツ)に34・5ポイント差でリード。平野と伊藤は決勝まで対戦する可能性はなく、平野が決勝進出を果たせば、その時点で代表切符獲得が決まる。

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