照ノ富士 復活V!!本割で霧島撃破&優勝決定戦快勝 史上11人目の全6場所制覇

2024年01月29日 04:35

相撲

照ノ富士 復活V!!本割で霧島撃破&優勝決定戦快勝 史上11人目の全6場所制覇
新パレードカーに乗り万歳する照ノ富士。左は尊富士(撮影・久冨木 修)  Photo By スポニチ
 【大相撲初場所千秋楽 ( 2024年1月28日    東京・両国国技館 )】 横綱・照ノ富士が4場所ぶり9度目の優勝を果たした。ブランクをものともせず、全盛期をほうふつさせる強さを誇示した。「出場する以上は全部力を出し切ろうと思っていた」と強い責任感をにじませた。
 2敗で琴ノ若と並んで迎えた千秋楽。結びで霧島の体を浮かせる豪快な相撲で勝利すると、琴ノ若との決定戦はもろ差しを許したが、小手に振って右四つ。左を巻き替えて逆に2本差し、体を預けて寄り切った。ホープの初優勝を阻み「力をつけてきた。もっと鍛えて次の番付を目指してほしい」と涼しげに語った。

 爆弾を抱えていた両膝に加え、昨年秋場所後に腰の手術を決断。九州場所を全休し、3場所連続休場明けの今場所も「不安はもちろんあった」と明かす。7日目までに2敗を喫し前半戦は手探り。日を追うごとに体が動くようになり、相乗効果で闘争心にも火がついた。部屋付きの楯山親方(元幕内・誉富士)は「初日は気持ちができていないと話していた。でも土俵に上がると根っからの負けず嫌いだから」と評した。

 唯一勝っていなかった1月場所を制し、史上11人目の年6場所完全制覇を達成。目標としている10度目の優勝に王手をかけた。「これを機に来場所につなげていきたい」。パレードでは今場所からお披露目されたセンチュリーに乗車しファンの声援に応えた。その表情は最高の笑みであふれていた。

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