初場所で復活優勝の照ノ富士が一夜明け会見 後輩らに安定した強さを求める

2024年01月29日 10:49

相撲

初場所で復活優勝の照ノ富士が一夜明け会見 後輩らに安定した強さを求める
一夜明け会見を行った照ノ富士 Photo By スポニチ
 大相撲初場所で13勝を挙げ、4場所ぶり9度目の復活優勝を果たした横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が千秋楽から一夜明けた29日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で会見し「久しぶりの場所でしたが、十分な稽古ができていない中で、日に日に状態が良くなってきたなかで結果的に優勝という形になってよかった」と喜びを表現した。
 昨年秋場所後に腰の手術に踏み切り、初場所は3場所連続休場明けだった。前半は2敗を喫したが8日目から8連勝。13勝2敗で並んだ関脇・琴ノ若との優勝決定戦を制した。場所前の稽古を含め、日に日に回復していることを実感。手応えを感じたのは9日目の錦木戦で「当たりの感覚が良く、体重のかけ方などが良かった」と振り返った。

 大関昇進を確実にした琴ノ若や新入幕で11勝の大の里ら若手の台頭も目立っている。

 横綱は「今後に向けてはいいことだと思う」と歓迎しつつも「そこで勢いだけでなく実力をつけて上がることが大事。最近は2場所ぐらいで勢いが止まって、安定して勝っていくような感じにも見えない。そういう(安定感もある)子が出てきたらいいかな」と後輩の奮起を促した。

 また11勝に終わった大関・霧島には「(綱獲りは)簡単なことではない。安定して勝たないと上がっても長続きしないと思う。霧島関はもうちょっとだったので、何が足りなかったか、切り替えてやってくれると思っている」と激励した。

 会見では改めて「2桁優勝」の目標を掲げて「早くしたい」ときっぱり。春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向け調整していく。

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