ロコ・ソラーレ、劇的逆転勝利も2次L敗退 藤沢五月は日本のレベルアップ実感「私たちも頑張らないと」

2024年02月02日 16:16

カーリング

ロコ・ソラーレ、劇的逆転勝利も2次L敗退 藤沢五月は日本のレベルアップ実感「私たちも頑張らないと」
フォルティウス戦の第7エンド、指示をするロコ・ソラーレの藤沢五月(代表撮影) Photo By 代表撮影
 【カーリング全農日本選手権第6日 ( 2024年2月2日    札幌市・どうぎんカーリングスタジアム )】 女子で18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが3連覇を逃す波乱が起きた。2次リーグでフォルティウスを7―6で破ったものの、通算3勝2敗で並んだ3チームの直接対決の成績で劣り、準決勝に進めず。優勝チームが得られる世界選手権(3月、カナダ)の切符も逃した。
 1次リーグは4戦全勝だったが、前日(1日)の2次リーグでSC軽井沢ク、中部電力に連敗。スキップ藤沢五月が「私たちの強みは崖っ縁からはい上がることなので、どうなろうとも全員で戦い切ることが一番の目標」と気合を入れ、フォルティウス戦に臨んでいた。

 ロコは有利な後攻の第2エンド(E)に2点スチールを許す苦しい立ち上がり。第3Eに2点取り返して同点としたが、第4Eにまた2点取られ、3―4で前半を折り返した。

 “もぐもぐタイム”で栄養補給して迎えた第6Eに1点スチールして同点に。第7Eも1点スチールして5―4と逆転に成功した。第8、9Eに連続スチールされて5―6で迎えた最終第10エンドに劇的に逆転した。

 藤沢は「結果的に2次リーグを突破できず悔しい。もっと試合をしたかったけど、それ以上に課題をもらえた。多くのチームが切磋琢磨して日本全体のレベルが上がっていると実感した。まだまだ私たちも頑張らないといけない。いろんな思いもある充実した大会だった」と振り返った。

 ただ、3勝2敗で並んだ中部電力、SC軽井沢クとの争いで当該チーム間の勝敗が0勝2敗のため、敗退が決まった。

 ▼ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪への道 五輪日本代表候補チームは(1)24年日本選手権優勝、(2)24年世界選手権出場、(3)25年日本選手権優勝、(4)25年世界選手権出場、(5)25年日本選手権直前の世界連盟チームランキング最上位チームかつ24年、25年日本選手権のいずれかで3位以内となったチーム、の中から選考。いずれかを満たすチームが1チームしかない場合はそのチームが日本代表候補となる。複数ある場合は25年9月末までに該当チームで代表候補決定戦を行う。

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