【世界卓球】伊藤美誠 水谷隼氏にインタビューされ苦笑も「すごく楽しくできた」五輪落選後、再出発の一戦

2024年02月17日 22:06

卓球

【世界卓球】伊藤美誠 水谷隼氏にインタビューされ苦笑も「すごく楽しくできた」五輪落選後、再出発の一戦
伊藤美誠 Photo By スポニチ
 【卓球・世界選手権団体戦第2日 ( 2024年2月17日    韓国・釜山 )】 世界ランキング2位の日本が、女子1次リーグで同35位のイランと対戦。伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(木下グループ)、早田ひな(日本生命)と同い年の黄金世代3人で初めてオーダーを組み、3連勝でイランを退けた。
 1次リーグ突破に向けて、重要な一戦で、伊藤が第1試合を任された。

 伊藤は東京五輪で金、銀、銅のメダルを獲得しながら、パリ五輪はシングルス代表の座を逃し、団体戦に臨む3枠目は張本美に決定。補欠としては出場しない意向を示したことから、3大会連続で大舞台に立つ可能性は事実上、消滅した。

 そんな伊藤にとっては再出発となるこの日は、第1試合で左利きのシャハサバリと対戦。試合が始まる前には笑顔を見えるなど精神的にも落ち着いた表情で、第1ゲームを11-5で奪取した。第2ゲームは13-11と競ったが、第3ゲームも11-4で奪ってストレートで試合を決めた。仲間の声援を受け、試合中も時折、笑顔を見せた。「出た試合に全勝という目標があります」と気合を入れていた臨んだ今大会での目標に向けても好発進となった。

 試合後、伊藤は取材エリアでインタビュアー役を担った水谷隼氏に苦笑。東京五輪混合ダブルスで歴史的金メダルを獲得した相棒でもあるが、真面目な質問に笑いながらも「世界選手権では初戦だったんですが、初戦の中では良いプレーを出せた。すごく楽しくできた」と振り返った。

 試合中も笑顔が見られたことには「調子は結構いい方。初戦の割には雰囲気とか台にも慣れてできた」と語り、「素晴らしい試合でした」と水谷氏に評価されると、「ありがとうございました」と感謝しながら笑いが止まらなかった。

 取材が終わっても伊藤は水谷氏に「敬語でしゃべること絶対にないから、なんか…」と再び笑い。水谷氏は早田からも“いじられた”が、自身の著書について「俺の本もしっかり読みな」とアドバイス。一方、伊藤は「(本が)どこにいったか、分からない」と即座に返して、周囲の爆笑を誘った。水谷氏から「家に送るからな」と告げられると、伊藤は「いやだ。めっちゃ強制的」と返して、仲の良い雰囲気を見せた。

 日本はこの日で1次リーグ突破には大きく前進。18日は南アフリカ、19日のグループ最終戦はブラジルと対戦する。

 日本は今大会、ベスト8進出でパリ五輪の団体の出場権を獲得し、五輪シングルス2枠を得る。大会は男女各40チームが出場し、8組に分かれて1次リーグを戦う。シングルス5試合で3勝したチームが勝つ方式で争われ、1次リーグを勝ち抜いた24チームが21日からの決勝トーナメントに進む。

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