琴ノ若「もう一回お話してこの姿を見せたかった」曙さんを追悼…幼少期から家族ぐるみの付き合い

2024年04月11日 14:46

相撲

琴ノ若「もう一回お話してこの姿を見せたかった」曙さんを追悼…幼少期から家族ぐるみの付き合い
98年2月、当時の横綱・曙さんに抱っこしてもらう生後2カ月の琴ノ若(佐渡ケ嶽部屋提供) Photo By 提供写真
 大相撲の大関・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)が11日、静岡県御殿場市で行われた春巡業に参加した。この日、54歳で亡くなった第64代横綱・曙の曙太郎さんを追悼した。
 琴ノ若の父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・初代琴ノ若)は現役時代、曙さんと幕内で25回対戦しており、金星を挙げたこともある。その縁で琴ノ若は幼い頃から交流があり、生後2カ月の頃に当時の横綱・曙に抱っこしてもらったこともあるという。「大きいイメージしかない。父より大きい人はなかなかいなかったので」と幼少期の記憶を懐かしんだ。

 その後も家族ぐるみで付き合いは続き、自身が関取に昇進した時には曙さんの家族を通じて着物をいただいた。「さすがに大きいので仕立て直して、曙さんが使っていた物を着させてもらっています」。家族との交流はあるが、物心ついてから曙本人と直接話したことはない。「もう一回ちゃんとお話して、この姿を見せたかったです。惜しい人を亡くしました…」。神妙な面持ちで言葉を紡いだ。

 訃報を聞いたのは、この日の稽古後。「びっくりしました。まさか…ですよね」。幼い頃から交流のあった横綱をしのび「良い報告が届けられるように」と自身のさらなる活躍を誓った。

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