曙さん訃報 同部屋の呼出・大吉が悲痛な思い「早過ぎるよね…寂しい」 巡業参加の親方衆も追悼

2024年04月11日 21:05

相撲

曙さん訃報 同部屋の呼出・大吉が悲痛な思い「早過ぎるよね…寂しい」 巡業参加の親方衆も追悼
呼出しの大吉 Photo By スポニチ
 大相撲の元横綱・曙太郎さんが11日、54歳で亡くなっていたことが分かった。この日、静岡県御殿場市で春巡業に参加していた親方衆からも追悼の声が上がった。
 曙さんと同い年で、幕内で5度の対戦経験がある若松親方(元幕内・朝乃若)は「一門の横綱だったのでいろいろなことでお世話になりました」と感謝。当時の巡業では一門ごとにちゃんこを作っていたため「曙さんや小錦さんといったそうそうたるメンバーと一緒に鍋を囲めた。(同じ一門に)横綱がいるということはいろいろなところでプラスだった」と振り返った。

 さらに「(横綱土俵入りで)太刀持ちや露払いをさせてもらえたのが良い思い出。海外(公演)でも露払いをさせてもらって、何かの教科書に載った」と曙さんとの思い出を懐かしんだ。

 大島親方(元関脇・旭天鵬)は、2000年春場所に1度だけ曙さんと対戦したことがある。「大きくてすごい迫力があってめっちゃ怖かった。目を見れなくて、殺されると思った」と当時を回想。「でも私生活ではめちゃくちゃ優しかった」と続け「よく声を掛けてもらえました」と感謝した。

 東関部屋時代に曙の1年先輩だった幕内呼出の大吉(52)は「思い出はたくさんありすぎて…」と懐古。「入った時からずっと食事とか飲みとか一緒に行っていた。横綱になっても気を使ってもらって優しかった」と振り返った。

 最後に言葉を交わしたのは19年12月。先代東関親方(元幕内・潮丸)の告別式の時で、曙さんは既に車いす生活で会話も少しだけだったという。「早過ぎるよね。潮丸さん(41歳で死去)もそうですけど…寂しいですね」と悲痛な思いを語った。

おすすめテーマ

2024年04月11日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム