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大の里 次の目標は史上初の“ちょんまげ大関”「これからまた上へ上へと駆け上がりたい」

2024年05月28日 04:15

相撲

大の里 次の目標は史上初の“ちょんまげ大関”「これからまた上へ上へと駆け上がりたい」
<大の里一夜明け会見>自身の優勝の記事が掲載される本紙を手に笑顔の大の里(撮影・木村 揚輔)  Photo By スポニチ
 大相撲夏場所で、初土俵から所要7場所での史上最速優勝を果たした小結・大の里(23=二所ノ関部屋)が千秋楽から一夜明けた27日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で会見を行った。次の目標は最速大関昇進。喜びと新たな決意を語った。また、本紙評論家の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が今場所を総括した。
 歴史的偉業から一夜明け、大の里はうれしい悲鳴を上げた。「昨日は休む暇もなく動きっぱなしだった」。千秋楽の取組後は表彰式、優勝パレード、茨城県つくば市へ移動して部屋の千秋楽パーティー、生放送のテレビ出演…。初体験の連続に「こんなに忙しいんだなとびっくりした」と初々しさも見せた。

 春場所では平幕ながら11勝。初優勝の今場所が三役で12勝、次の名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)でも優勝に絡めば早くも大関獲りの可能性も。今年の秋場所後までに昇進を決めれば、新入幕から所要5場所。年6場所制の58年以降、同6場所で最速の大鵬を超え、史上初の“ちょんまげ大関”誕生となる。次の最速記録更新を見据え「優勝はうれしいけど最終的な目標はここではない。これからまた上へ上へと駆け上がりたい」と決意を込めた。

 6月2日には地元・石川県の金沢市内で優勝祝賀会が開かれる予定。また、出身の津幡町や中高6年間を過ごした新潟県糸魚川市へ凱旋する計画もあるという。地元の声援がより一層熱くなる“準ご当所”の名古屋場所へ向け「親方の言うことを聞いて稽古を頑張りたい」と意気込んだ。新たな歴史的偉業へ、さらなる進化を遂げる。 (前川 晋作)

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