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“鉄人”小祝 時差ぼけお構いなし!単独首位発進 「食べたい」魚→牛タン、マイペースも強さの秘けつ?

2024年06月07日 04:00

ゴルフ

“鉄人”小祝 時差ぼけお構いなし!単独首位発進 「食べたい」魚→牛タン、マイペースも強さの秘けつ?
<サントリーレディース第1日>9番、セカンドショットを放つ小祝さくら(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー 宮里藍サントリー・レディース第1日 ( 2024年6月6日    兵庫県 六甲国際GC=6526ヤード、パー72 )】 前週の全米女子オープンで9位と健闘した小祝さくら(26=ニトリ)が5連続バーディーを含む10バーディー、1ボギーの63をマークし、9アンダーで首位発進した。日本→米国→日本の3連戦だが、強行日程をものともせず鉄人ぶりを発揮した。大里桃子(25=伊藤園)が65で2打差の2位。竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が3打差の3位につけた。
 “鉄人”小祝がロケットスタートを決めた。インスタートの13番から4連続バーディーを奪い流れに乗ると、18番からは5連続バーディーを奪取。計24パットとグリーン上が好調で、自己最多の10バーディーも量産した。

 「今日、パットの調子は悪くなかったので、結構自信があったというか悪いイメージはなかった」

 米国から4日に帰国したばかりだが、経験に基づいた時差ぼけ対策が功を奏した。日本に到着する時間から逆算して、睡眠や食事を取るタイミングを機内で調整。おかげで開幕前日もぐっすり眠れたようで「凄いすっきり寝られました」とうなずいた。米国滞在中には「日本に帰ったら魚が食べたい」と話していたが、帰国後は焼き肉屋に直行。「牛タンとか食べたい気分だった」とほほ笑むマイペースさが、いかにも小祝らしい。

 ツアーに本格参戦するようになった18年以降、国内ツアーを欠場したのは22年と今年の全米女子オープンと重なった2試合のみ。今大会で日米221試合連続出場の“皆勤”を続けており、「体の状態的にはつらいとか疲れがあるなとかは感じなかった」とさらりと言ってのけた。

 9位に食い込んだ全米女子オープンでは刺激も受けた。最終日は逆転優勝を飾った笹生優花とツーサムで回り「凄いプレーを間近で見ることができた。パワーをもらった」と意欲を新たにした。

 過去5度出場で、トップ10入り3度と、相性のいい大会。「しっかり休みながら調整に励んで、明日またいいプレーができるように頑張りたい」。全米女子オープンの良い流れのまま、今季2勝目を目指す。 (山手 あかり)

《竹田も疲れなし 3差首位追走》
 ○…初出場だった全米女子オープンで9位に入った竹田が好スタートを切った。インスタートの前半で2つスコアを伸ばすと、後半の1番パー5では2オンに成功。2メートルのイーグルパットを沈めた。「昨日まではちょっと疲れた感じはあったけど、今日は普通に疲れもなく回れた」とボギーなしで66をマークした初日を振り返った。年間ポイントランクで首位に立つ21歳。「米国よりグリーンの傾斜が少ない。ピンを狙って打ちたい」と攻撃的なゴルフで3打差の首位を追う。

《逆転五輪代表へ 美夢有我慢5差》
 ○…山下は首位と5打差とまずまずの滑り出しとなった。7番から4連続バーディーを奪ったものの、後半は我慢の展開。「ティーショットがブレながらも、なんとかまとめられた」と振り返った。パリ五輪代表争いで現在日本勢4番手。代表圏内にいる2番手の畑岡とは僅差で、逆転は十分に狙える。22年の優勝を含め3年連続トップ3入りしている相性のいい大会で「明日以降もしっかり伸ばせるように頑張りたい」と言い聞かせた。

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