×

蝉川泰果 66のチャージでV戦線浮上「欲しいっすね、このタイトルは」史上最年少日本タイトル3冠へ

2024年06月07日 16:59

ゴルフ

蝉川泰果 66のチャージでV戦線浮上「欲しいっすね、このタイトルは」史上最年少日本タイトル3冠へ
蝉川泰果 Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー BMWツアー選手権森ビル杯第2日 ( 2024年6月7日    茨城県 宍戸ヒルズCC=7439ヤード、パー71 )】 3打差23位から出た蝉川泰果(23=アース製薬)が4連続を含む6バーディー、1ボギーの66をマークし、通算7アンダーに伸ばした。ホールアウト時点で暫定首位となっている。
 やっぱり大舞台に強い。出だし1番パー4。ラフから残り103ヤードの第2打を、30センチにピタリと寄せたバーディーから蝉川の進撃が始まった。ここから4連続バーディーを奪って波に乗り、66をマークしV戦線に浮上。「久々にこんなに良いプレーができた」。ホッとした表情で言った。

 本格参戦2年目の24年シーズンは賞金王を目標に掲げる。しかし開幕戦で予選落ち。スポット参戦した米ツアーでトップ10入りがあったものの、日本ツアーでは今季ここまで4試合で最高成績は24位と上位争いに絡めていない。自身が感じるショットへの手応えが、結果に結びつかない日々が続いていた。

 試合のなかった前週を、あえて完全オフとした。クラブを握ったのは1回だけ。「体調的にも戻ってきて、状態も良い感じ」。原点回帰も功を奏した。今週の練習場では、自身でショット映像を撮ってスイングを確認。「今までは自分で撮ることって少なかったんですけど、学生時代はそうやっていた。戻ってみるのもありかなと思ってやった結果、凄く良かったと思う」とうなずいた。

 東北福祉大に在籍していた22年に日本オープンを含む史上初のアマチュアでのツアー2勝を挙げ、本格参戦1年目の昨季は日本シリーズJT杯で日本タイトル2冠に輝いた。今大会を制して22歳150日での3冠となれば、1974年に尾崎将司が記録した27歳248日を大幅更新する史上最年少記録となる。「まずは良いゴルフを4日間続けたい」と冷静に語りつつ、最後に本音もポロリ。「いや~欲しいっすね、このタイトルは」。

おすすめテーマ

2024年06月07日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム