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渋野日向子と同級生・生源寺 首位と1打差の好発進 「ナイスフィニッシュ」のメッセージ、今度は俺が!

2024年06月07日 04:00

ゴルフ

渋野日向子と同級生・生源寺 首位と1打差の好発進 「ナイスフィニッシュ」のメッセージ、今度は俺が!
生源寺龍憲 Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー BMWツアー選手権森ビル杯第1日 ( 2024年6月6日    茨城県 宍戸ヒルズCC=7430ヤード、パー71 )】 国内メジャー今季初戦が開幕し、昨季下部ツアー賞金王の生源寺龍憲(26=エー・エム・エス)が4バーディー、ボギーなしの67をマークし、4アンダーで首位と1打差の4位と好発進した。日本、アジアの両ツアーを戦う“二刀流”がまずは日本ツアーで初勝利を狙う。昨年覇者の金谷拓実(26=Yogibo)ら3人が66をマークし、5アンダーで首位に並んだ。
 昨季下部ツアー賞金王の生源寺が好スタートを切った。昨年は会場で待機しながら繰り上がり出場がかなわず引き揚げたメジャーの舞台。上々の4位発進に「ボギーフリーで回ることができて良いスタートが切れた」とうなずいた。

 身長は1メートル62と、決して大きくはないが、精度の高いショットが武器。特に1Wは左右に加え、球の高さもコントロールする。フェアウエーが狭い、難コースの宍戸。パー5の6番、15番では第1打でフェアウエーを捉え、チャンスメークしてバーディーを奪った。

 昨季は下部ツアーで2勝し、歴代最多賞金額で賞金王に輝いた。今年1月にはアジアツアーの予選会を2位突破し、ここまで5試合に出場。今季は日本とアジアの両ツアーでシードを目指す二刀流だ。岡山の作陽高出身で渋野日向子とは同級生。前週の全米女子オープンで2位に入った姿を見て「ナイスフィニッシュ」とメッセージを送った。「いつも良い刺激になってる」。モチベーションも高く、国内メジャー初戦に挑んでいる。

 今大会は過去23人の王者のうち、10人がツアー初Vと初優勝者が多く生まれるトーナメント。「ショットでチャンスをつくって、危なげないゴルフができたら」と生源寺。虎視眈々(たんたん)と初の頂点をうかがう。 (中村 文香)

 ◇生源寺 龍憲(しょうげんじ・たつのり)1998年(平10)5月15日生まれ、山口県出身の26歳。父と練習場に行ったことをきっかけに10歳でゴルフを始める。岡山・作陽高を経て同志社大卒。20年にプロ転向し、23年に下部ツアーで2勝、歴代最多賞金額で賞金王に輝く。今季は開幕戦で2位など賞金ランク9位。名字は天台宗の開祖・最澄生誕の地と言われる滋賀県の生源寺が由来。今季1Wの平均飛距離は289・85ヤード。1メートル62、65キロ。

《昨年覇者金谷 尻上がり首位》
 ○…昨年覇者の金谷が66をマークして首位発進。1番で3パットのボギー先行も、尻上がりに調子を上げた。最終18番パー4では第2打がピンの根元に直撃する一打でバーディーで締め、「後半は少しずつチャンスが増えて良いプレーができた」と納得の表情だった。昨年も初日首位発進から完全Vで国内メジャー初制覇を飾った。「たくさんバーディーを取って、とにかく優勝を目指してあと54ホールやるだけ」と大会史上初の連覇を狙う。

《米育ち22歳山脇 自己最高4位》
 ○…米カリフォルニア育ちの山脇が67で回り自己最高の4位発進した。攻めのゴルフが身上の22歳だが、難コースを前にマネジメントを徹底。「スマートにできた」と笑顔を見せた。名門カリフォルニア大バークレー校に進学もゴルフに専念するため中退。23年にプロ転向してカナダを中心にプレー、昨年QTに挑戦し、今季は下部ツアーを主戦場とする。「一歩ずつ頑張りたい」。まずは国内メジャーで上位進出を狙う。

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