×

78キロ・高山莉加 3位決定戦決めた!敗者復活戦で鮮やか一本勝ち「よっしゃーっ!」意地の銅メダル必ず

2024年08月01日 23:56

柔道

78キロ・高山莉加 3位決定戦決めた!敗者復活戦で鮮やか一本勝ち「よっしゃーっ!」意地の銅メダル必ず
<パリ五輪 柔道>女子78キロ級、敗者復活戦で勝利する高山莉加(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第7日 柔道 ( 2024年8月1日    シャンドマルス・アリーナ )】 女子78キロの高山莉加(29、三井住友海上)が1日、敗者復活戦でフーシェ・ステーンホイス(31、オランダ)を下し3位決定戦進出を決めた。
 無念の準々決勝敗戦から気持ちを切り替えた高山が、初五輪でのメダル獲得へ意地を見せた。表情に迷いはなかった。お互いに技を仕掛け続ける接戦の中、3分26秒、大腰で鮮やかな一本勝ち。体が大きなステーンホイスの体がきれいにクルリと回転。会場から大歓声が巻き起こった。会心の勝利に「よっしゃーっ!」と雄叫びを上げ、銅メダルマッチに向けて気合の入った表情で引き揚げた。

 準々決勝は3つの指導を受け反則負け。現実を受け入れたくないのか、しばらく畳の上で呆然と立ち尽くした。

 五輪前最後の実戦となった4月のアジア選手権(香港)で3試合を勝ち抜き優勝。「いったん休んで、体、技、心という順番で、ゼロからやっていきたい」と万全の状態で夢舞台に降り立った。パリ五輪代表では男女全14階級の代表で唯一、過去に一度も世界選手権出場がないまま、五輪代表に駆け上がった。金メダルは届かなかった。パリに来た証を残すためにも、必ず銅メダルを持ち帰る。

 ◇高山 莉加(たかやま・りか)1994年(平6)8月27日生まれ、宮崎県出身の29歳。鹿児島南高を経て13年4月から三井住友海上所属。3歳の時に財部柔心館道場で柔道を開始。高校時代は3年でインターハイを制覇。国際大会ではなかなか結果を残せなかったものの、昨年はグランドスラム・タシケント大会を制すなど表彰台に立ち続け、12月にパリ五輪代表に内定。今大会の柔道日本代表で唯一、世界選手権の出場経験がない。

おすすめテーマ

2024年08月01日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム