日本ハム“木田画伯”来季は2軍総合兼投手コーチ 1軍に“戦力”送り出す

2020年12月22日 05:30

野球

日本ハム“木田画伯”来季は2軍総合兼投手コーチ 1軍に“戦力”送り出す
木田画伯の球界絵日記                               Photo By 提供写真
 日本ハムの木田優夫投手コーチ(52)による今春のキャンプ以来の「木田画伯の球界絵日記」は、今年一年を振り返って。コロナ禍という過去に経験のない激動のシーズンとなった今季、日本ハムは2年連続のBクラスに甘んじました。投手コーチとしての反省を胸に、来季は2軍総合兼投手コーチという新たな立場で臨みます。
 皆さん、ご無沙汰しています。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大によって大変な一年になりましたが、そんな中でプロ野球は開幕を遅らせたり、試合数を減らしたりしたものの、皆さんのご理解とご協力によりシーズンを行うことができました。ありがとうございました。

 2020年のファイターズは優勝を逃し、クライマックスシリーズ(CS)にも進出できず、ファンの皆さんのご期待に応えることができませんでした。僕自身、投手コーチとしてチームを優勝させることができず、反省しています。チームとして2年連続の5位だったので負けた試合が多く、悔しい思いをさせてしまった投手もたくさんいましたが、もちろん勝った試合もあり、良い成績を残してくれた投手もいました。

 しかし、それよりもこの2シーズン、全試合ベンチからマウンド上のファイターズの投手たちを見てきて、全員が常に一生懸命投げてくれたことに感謝しています。来年は彼らの力強いピッチングを1軍のベンチからは見られませんが、彼らの活躍を信じていますし、ファームのコーチとして今度こそチームの力になれるようにやっていきたいと思っています。

 2年間、ファイターズの1軍の試合を球場やテレビ、ラジオなどで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。勝った時に一緒に喜んでもらえたこともそうですが、負けた時の温かい声援はコーチの僕にとっても心の支えでした。来年は期待に応えられる選手を一人でも多く1軍に送り出せるように頑張ります。(日本ハム2軍総合兼投手コーチ)

 ≪ソフトバンクと防御率1.10差≫2年連続のBクラスに沈んだ今季、日本ハムのチーム防御率は4・02だった。パ・リーグでは4番目の数字で、優勝したソフトバンク(2・92)とは実に1・10差。シーズン後半にソフトバンクに8連敗し、対戦成績も6勝17敗1分けと大きく負け越す要因の一つとなった。優勝した16年のチーム防御率はリーグトップの3・06だっただけに、木田コーチにとっては反省の多い一年となった。

おすすめテーマ

2020年12月22日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム