日本ハムの1軍サバイバルがヒートアップ!再合流の石井が先制弾、初先発の今井も3安打1打点

2021年03月21日 05:30

野球

日本ハムの1軍サバイバルがヒートアップ!再合流の石井が先制弾、初先発の今井も3安打1打点
<中・日>4回1死満塁、石井は中前適時打を放つ(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【オープン戦   日本ハム11―0中日 ( 2021年3月20日    バンテリンD )】 3・26開幕へ、日本ハムのスタメン争いと1軍サバイバルが過熱してきた。20日の中日戦は15安打11得点で快勝。「2番・二塁」で先発した石井一成内野手(26)が先制弾を放てば、「7番・一塁」で今季初先発の今井順之助内野手(22)も3安打1打点と奮闘した。オープン戦最終段階で1軍に合流した2人がチーム内競争を活発化させている。
 石井の開幕スタメンへの思いが積極性につながった。初回1死、カウント1―0から右翼席へ豪快な一発。「ファーストストライクから打てた。開幕まで残りわずかの中で、先制点をもたらせたのは良かった」と話した。

 春季キャンプ中に2軍降格も、16日のロッテ戦から1軍再合流。前日19日に「9番・遊撃」でオープン戦初先発して1安打すると、この日は初打席から結果を残した。4回1死満塁でも初球を中前へ運ぶ適時打。2回には中日・福留のライナーをダイビングキャッチし、攻守で躍動した。

 1軍合流2日目の今井は両親が見守る前で猛打賞の活躍ぶりだ。2、3打席目に右腕・柳から2安打すると、7回には左腕・岡田からも右前適時打。「結果だけ求めると当てに言っちゃうけど、そこは考えながら振ってます」。岐阜出身でバンテリンドームは幼少時に野球観戦で訪れたが、プレーは初体験だった。「両親には“出番あるか分からないよ”と言っていた。スタメンは思いもよらなかったけど、結果を残せて良かった」。最高の親孝行に頬が緩んだ。

 前日の5安打1得点から若手中心で15安打11得点と大勝し、栗山監督はチーム内サバイバルが活発化したと喜んだ。「今日まだ競争させている。レギュラーで開幕スタメンの選手には申し訳ないけど、この試合をもらって最後見極めたかった」と話すと、今井には「素晴らしかった」と称賛した。

 開幕まで残り5日。石井が目指すスタメン出場、今井が熱望する1軍枠入りへ、21日の中日戦が最後のアピールの場となる。(伊藤 幸男)

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