落合博満氏 2006年ドラフト秘話「本当は欲しかった」投手 1位指名は「本社命令」だった

2022年04月06日 17:00

野球

落合博満氏 2006年ドラフト秘話「本当は欲しかった」投手 1位指名は「本社命令」だった
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に三冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が6日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。2006年ドラフトにまつわる秘話を明かした。
 昨年、日本球界に復帰し、4勝9敗の成績だった楽天・田中将大について「真っすぐが走らなくなってきたっていうのはある」と指摘し、「アメリカと日本の野球の考え方の違いもあるんじゃないかな。(打者も)アメリカから帰ってきて田中(から打って)よし一面張ってやる!って、そういうのもあるはず」と考えを述べた。

 田中の話題から、トークは2006年ドラフトについて展開。自身が監督としてテーブルについた同年ドラフトで、中日は当時、愛工大名電の堂上直倫を1位指名。「本心を言うと…あれは本社命令。普通に考えたら田中だったんだ。でも鶴の一声ってあるでしょ。東海3県(出身)の堂上を獲れっていう。そしたらあとは何もできない。それがなければダメ元で田中にいってる。それだけ突出していたピッチャー」と裏話を明かした。

 それだけに「田中に関しては去年より今年の方が期待できるんじゃないかな。アメリカの野球から日本の野球にソフトチェンジして投げてきて、バッターはどういうバッターが多いのか、ある程度学習してくるだろうし、去年ほど『田中だ、田中だ』って言われなくなる可能性もあるだろうし。そうすると落ち着いて野球できるんじゃないかな。今年の田中は楽しみ」と期待。

 「昨年の田中は苦労するだろうなって思った。日本の野球に慣れて、自分がまっすぐが走らなくなってきて、どういうコンビネーションで、どういう配球でバッター打ち取ろうかというのを考えるようになって。投球パターンを組み立てていくんじゃないかと思うけどね。一番(の心配)は故障だよな」と述べた。

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