【高校野球】富島V プロ注目の最速148キロ右腕、日高が2安打9K完封

2022年07月27日 22:49

野球

【高校野球】富島V プロ注目の最速148キロ右腕、日高が2安打9K完封
<富島・宮崎西>優勝した富島ナイン Photo By スポニチ
 【高校野球宮崎大会決勝   富島2―0宮崎西 ( 2022年7月27日    サンマリン )】 富島が3年ぶり2度目の優勝を飾った。先発したプロ注目の最速148キロ右腕、日高暖己(あつみ)投手(3年)が91球、2安打9奪三振を奪う好投だった。
 夏の主役候補に名乗りを上げるピッチングだった。9回2死。富島の日高は自己最速タイの148キロでこの日9個目の空振り三振に抑えると、マウンド付近でナインと喜び合った。「優勝したんだなあ、と思った」と笑顔。140キロ台の直球にカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークの変化球を駆使し、5回以降は無安打。二塁を踏ませない圧巻の内容だった。

 夏の大会まではマウンド上で感情の起伏が激しいところがあった。味方が失策をすれば日高は「顔に出ていましたね」と反省する。

「自分が抑えればミスはなくなる」と意識を変えたことで、精神面が成長。今大会は5試合中、4試合を一人で投げ抜き43回で失点3。自責は2。防御率は0・42の活躍でけん引した。

 目標の選手にはオリックス・山本の名を挙げる。「山本選手が投げたら、チームが勝てている。その分を見習ったり。フォームではテークバックの部分を参考にしています」と目を輝かせる。

 富島は18年春、19年夏と甲子園に出場しているが、ともに初戦で敗退。「自分のピッチングがどれだけ通用するか、やってみたい」。プロ志望の日高がチームに聖地初勝利を呼び込む。

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