トヨタ自動車 “隠し玉”松本が奮投で3年ぶり4強 初登板で完璧4イニングに藤原監督も称賛

2022年07月27日 06:00

野球

トヨタ自動車 “隠し玉”松本が奮投で3年ぶり4強 初登板で完璧4イニングに藤原監督も称賛
<トヨタ自動車・TDK>ガッツポーズするトヨタ自動車・松本(撮影・久冨木 修)     Photo By スポニチ
 【第93回都市対抗野球準々決勝   トヨタ自動車3―0TDK ( 2022年7月26日    東京D )】 準々決勝2試合が行われた。6年ぶりの優勝を目指すトヨタ自動車(豊田市)はルーキーの松本健吾投手(23)が6回から4イニングを完璧に抑え、TDK(にかほ市)に3―0で快勝。3年ぶりの準決勝へ駒を進めた。
 トヨタ自動車が「隠し玉」の奮投で3年ぶりのベスト4に駒を進めた。

 初登板の東京ドームで怖いもの知らずのルーキーが躍動した。1点リードの6回から登板した松本健吾が最速150キロの直球を軸に打者12人をなで斬り。「最初は緊張したけど、真っすぐを、腕を振って投げられた。絶対、ドームで投げるんだと強い気持ちをずっと持っていたのが良かった」と胸を張った。

 藤原航平監督も手放しでたたえた。「ウチの隠し球ですかね。ドームで勝ち抜くため(東海)予選で1度も投げさせなかったけど、本戦でよく投げてくれた」と目を細めた。

 東海大菅生時代の17年夏の甲子園では背番号1で甲子園4強。亜大在学時も東都大学リーグで通算7勝を挙げるなど、大舞台は何度も経験してきた。

 28日の準決勝は東京ガスと対決。16年以来、6年ぶりの頂点へ、松本を含めたタレント軍団が前年覇者に挑む。

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