エンゼルス大谷がこのオフ積極的にインスタグラムに投稿する理由とは…

2023年02月13日 07:30

野球

エンゼルス大谷がこのオフ積極的にインスタグラムに投稿する理由とは…
侍ジャパンの大谷翔平 Photo By スポニチ
 このオフ、エンゼルス・大谷翔平投手(28)が自身のインスタグラムを積極的に更新している。渡米時の機内食などを投稿した1月14日を皮切りに、筋力トレーニング、スポンサー撮影、ブルペン投球の様子を投稿。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の最終ロースターが発表された10日には「Here we go!(さぁいくぞ!)」とつづった。
 すでに今年の投稿は6度を数え、その他にストーリーズ機能も活用。コロナ禍で開幕が遅れた20年5月にアカウントを開設し、昨年の投稿が1年間でわずか3回だったことを考えると、SNSに対する考え方や心境の変化がうかがえる。その変化とは何だろうか。やはり、世界一連覇を達成した2009年の第2回大会以来、3大会ぶりの世界一奪回を目指すWBCをきっかけに、野球界全体を盛り上げたいという強い思いがあるのではないだろうか。

 米国では野球の競技人口の減少や人気低下が課題。大谷も状況を把握しており、かつて「野球人口はバスケットボールやサッカーと比べると一部の国だけ。ただその一部の国では信じられないほど人気がある。自分がそれ(人気復活)に貢献したい」と話したことがある。今回のWBCで「大会の顔」ともいえる大谷。二刀流でのプレーが実現すれば、これまで以上に野球に関心のない人々の心を動かすことができることは間違いない。

 さらに、大会中もインスタグラムを通して、テレビ中継では知り得ない舞台裏を届けてくれる可能性にも期待したい。大谷はインスタグラムで、日本語、英語を使い分けて投稿しているが、基本的に水原一平通訳の和訳を大谷本人が内容を確認しているという。自身の一挙一動が日本以外の野球ファンからも高い注目を集めていることは当然、自覚している。

 これまで基本的に目立つことを好まなかった大谷が、野球に全力を注ぎながらインスタグラムにも積極的に投稿している。日本が誇る二刀流には、野球の面白さを全世界に伝える使命がある。(記者コラム・柳原 直之)

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