WBCドミニカ代表は、ジョーダン&マジックのNBAドリームチームに匹敵「選手集めは楽だった」とGM

2023年02月13日 09:51

野球

WBCドミニカ代表は、ジョーダン&マジックのNBAドリームチームに匹敵「選手集めは楽だった」とGM
21年本塁打王のドミニカ共和国代表・ゲレロ(AP) Photo By AP
 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ドミニカ代表のネルソン・クルーズGMが今回の代表について、「誰かがドリームチームって呼んでいたけど、まさにその通り」と大リーグ公式サイトの記者に認めている。
 ドリームチームは92年のバルセロナ五輪のために結成、マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソンなど当時のNBAのトップスターが集結した「夢」のチームで、圧倒的な力の差を見せつけ金メダルを獲得した。ドミニカ代表もタイトルに狙いを定める。打線はウラジーミル・ゲレロ、マニー・マチャド、フリオ・ロドリゲスなど1番から9番までそうそうたるメンバーで、野球史上最強のラインナップかもしれない。

 クルーズGMは通算459本塁打で選手も兼ねているが「自分がチームに残れるとは思わない」と言う。先発投手もナ・リーグサイヤング賞のサンディ・アルカンタラ、ワールドシリーズで活躍したクリスチャン・ハビエルがいる。しかしながらクルーズGMは「うちの一番の武器はブルペンかもしれない」と説明する。アストロズの世界一メンバー、ラファエル・モンテロ、ブライアン・アブレイユに加え、昨季ジャイアンツで27セーブの剛腕カミロ・ドバル、2年連続オールスターのグレゴリー・ソトらがいる。「このブルペンならファイナルまで連れて行ってくれるし、最後まで勝たせてくれる」と全幅の信頼を寄せる。ドリームチームゆえに選手集めはすごく楽だったそうだ。「今回は選手たちの方がら代理人に連絡、クルーズGMにチームに入りたいと伝えてくれと。だからリクルートがすごく楽だった。元々みんな友達だし、フィールドを離れると仲が良い。よく話す間柄なんだ」と明かす。

 大会のためにチーム全体で集まるのは早くても2月末だが、既に12月上旬にドミニカでの子供の野球教室などで、非公式に集まっていたそうだ。ドミニカのプールDには、プエルトリコ、ベネズエラなど強豪国がひしめき、最もレベルが高いと言われている。ゆえに簡単には勝ち上がれないが、クルーズGMは「うちにはアドバンテージがある」と微笑む。ドミニカはプールDの5か国の中で、試合の開催地マイアミのローンデポ・パークに最も近い。ゆえにスタンドにたくさんのファンが集結し、応援で他国に負けることはない。「WBCですでに国中が大盛り上がりで、チケット問い合わせの電話も殺到しているからね」。ドリームチーム+熱狂的なファン=世界一なのである。

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