【プロ野球キャンプの記者仕事 13日目】他球団の偵察隊が見ている意外な部分

2023年02月13日 08:00

野球

【プロ野球キャンプの記者仕事 13日目】他球団の偵察隊が見ている意外な部分
春季キャンプは他球団の情報収集の場でもある Photo By スポニチ
 【プロ野球キャンプの記者仕事 13日目】スコアラー、いわゆる偵察隊は記者にとってありがたい存在だ。例えば新人投手がブルペンに入れば「どうですか?」と評価を聞いて原稿に入れさせてもらう。
 紳士協定でどの球団も他球団のスコアラーを受け入れるが、さすがにどこでも自由見学というわけにはいかず行動範囲は限定される。そのため、記者と同じ場所で視察することも多いので自然と親しくなる。技術的な部分や球種、打者ならフォームの改造など昨季まで積み重ねたデータの修正や新戦力の分析が主な仕事だが、意外なところを見ていることもある。

 ある球団のスコアラーは人間性を観察するという。どういう性格か。キャンプ中は素が出る場面が多い。さらに人間関係。誰と誰の仲がいいのか。チームの本当のリーダー格は誰なのか。何気ないシーンや行動から読み解く作業をする。

 2月は選手が鍛えられる時期であり、他球団には情報収集の貴重なチャンスでもある。(K)

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