広島・新井監督 遠藤→アドゥワ継投が裏目6回に4失点 連勝5でストップ

2023年04月13日 05:00

野球

広島・新井監督 遠藤→アドゥワ継投が裏目6回に4失点 連勝5でストップ
<中・広>交代を告げにベンチから出る新井監督(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島2―5中日 ( 2023年4月12日    バンテリンD )】 広島は12日の中日戦(バンテリンドーム)で逆転負けを喫し、連勝は5で止まった。2―1の6回に先発の遠藤淳志投手(24)がアルモンテに同点ソロを浴び、2番手のアドゥワ誠投手(24)が木下に勝ち越し打とアキーノに来日初アーチを許すなど、この回一挙4失点。投手陣が踏ん張れず、勝率は5割に逆戻りした。
 必死の継投が裏目に出た。6回に同点とされ、なおも1死三塁のピンチで新井監督は先発の遠藤からアドゥワへの交代を告げた。しかし、木下に勝ち越しの右前適時打を打たれると、2死一塁からは代打・アキーノに来日初アーチとなる左中間2ランを被弾した。

 「(木下が)前の打席で追い込んでから高めを反応して右前打にしていたので。あそこはアドゥワにチェンジすると決めていた。勝負にいって、結果は結果なので」

 新井監督は継投のタイミングについて、遠藤と木下の4回の対戦を踏まえて決断したと明かした。アドゥワは過去2登板で無安打無失点。しかし、この夜は踏ん張ることができず、「任されたところで結果が出せなくて、力不足です」と肩を落とした。

 遠藤が浴びた一発から流れが変わった。5回まで1失点と粘りの投球を続けていたが、2―1の6回先頭でアルモンテに右越えの同点ソロを被弾。ここまでチーム本塁打がわずか1本だった相手打線が勢いづいた。細川には左翼線二塁打され、福永に捕犠打を決められたところで降板。5回1/3を7安打3失点に終わり「調子自体は良くなかったが、それなりに球速も出ていたので、自信を持ちながら投げていた。6回のところ(アルモンテの一発)は詰めの甘さだと思う」と唇をかんだ。

 新井監督は「登板が多かったので」と4試合連続で登板していた守護神・栗林をベンチ入りメンバーから外して臨んだ一戦。投手陣が踏ん張れず、チームはリーグワーストの9被弾となり、連勝も5でストップした。手痛い一発を浴びたアドゥワには「今後の糧にしてもらいたい」と指揮官。貯金はなくなったが、10試合で5勝5敗とチーム状態は悪くない。気持ちを新たに、14日から本拠マツダスタジアムで首位・ヤクルトを迎え撃つ (長谷川 凡記)

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