「岡田監督は阪神を本当に愛している」 虎の412勝を支えた名参謀が語る「野球選手が好き」な指揮官

2023年05月14日 06:30

野球

「岡田監督は阪神を本当に愛している」 虎の412勝を支えた名参謀が語る「野球選手が好き」な指揮官
2005年の中日戦で、9回裏(中)無死二、三塁、谷繁元信の二ゴロ野選で三走が生還した判定で、橘高淳球審に猛抗議する岡田監督(右端)、平田勝男コーチ(78)ら首脳陣=ナゴヤドーム Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神7-2DeNA ( 2023年5月13日    甲子園 )】 岡田監督の通算600勝のうち、阪神での412勝を、平田勝男ヘッドコーチ(63)はヘッドコーチまたは2軍監督として支えてきた。現役時代から二遊間を組むなど40年以上、ずっと間近で見てきたからこそ、感じられることがある。
 「岡田監督は現役選手の時からそうだけど、野球のことをいつも考えている方だよね。今も大山や佐藤輝はこうしたら打てるんじゃないかとか、青柳はこうしたら良くなるとか凄い考えている。野球が好きだし、野球選手が好きなんだよね」

 昨オフ、岡田監督が15年ぶりに阪神の指揮を執ることになり、2軍監督からヘッドコーチに配置転換された。05年リーグ優勝時の名コンビは今年、12球団の最年長監督と最年長のヘッド格だ。

 「前回は2人とも年齢がまだ40代と若かったが、今はもう60代。でも岡田監督の勝負勘は変わっていないし、ここで勝負をかけると決めた時は、どんどんと動いている」

 今岡、筒井、藤本、安藤、久保田…。前回は現役だった多くの教え子が今、1軍コーチとしてそばにいる。阪神OBを指導者としても育成中だ。彼らをまとめるのが役割。後輩には、岡田監督と一緒に戦う中で絶対に感じてほしいことがある。それは平田ヘッド自身も学んでいることだ。

 「岡田監督は阪神を本当に愛しているのが伝わる。タテジマのユニホームに袖を通すことにプライドを持っている。身も心もタイガースにささげている。阪神の監督であり、熱狂的な阪神ファンでもある」

 首位に並んだこの日も、2人はゲームセットの瞬間にがっちりと握手を交わしていた。(畑野 理之)

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