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巨人わずか3安打で36戦20敗目“無援奮投”赤星7回悪夢の満塁被弾 ウォーカー超特大100万円弾だけ

2023年05月14日 17:06

野球

巨人わずか3安打で36戦20敗目“無援奮投”赤星7回悪夢の満塁被弾 ウォーカー超特大100万円弾だけ
<巨・広>6回の攻撃前の円陣でゲキを飛ばした大久保コーチだったが…(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人2―7広島 ( 2023年5月14日    東京D )】 巨人がカード負け越しで20敗目(16勝)となった。2年目右腕、先発の赤星優志投手(23)が自己最多となる8三振を奪う力投も、7回2死満塁で相手4番・マクブルームに痛恨のグランドスラムを許し無念の降板。救援陣も失点し、打線は代打・ウォーカーの特大2ランの2点だけと完敗した。
 初回にエラーによる失点を許したものの、2回以降は安定した投球を見せ、4回にデビッドソンに左前打を許しただけで5回までに91球を投げ自己最多となる7奪三振。6回にはこの日3安打目を坂倉に許したものの得点は与えず、6回110球8奪三振の力投で打線の援護を待った。

 0―1の7回のマウンドにも上がった赤星は先頭の8番・田中に右翼線二塁打、続くアンダーソンに初球バントヒットを許し無死一、三塁のピンチを招くと、1番・菊池は二ゴロに打ち取り、田中を三本間で挟み得点を与えず。2番・西川も二ゴロに仕留め2アウトにこぎつけた。3番・秋山には2球連続ボール後に申告敬遠の指示で2死満塁に。4番・マクブルームは厳しい表情でマウンド上の赤星をにらみつける。そして1ボール2ストライクの4球目だった。やや甘く入ったカットボールをマクブルームに捉えられ、打球は左翼席ギリギリに吸い込まれた。

 自己最多121球を超える127球目の悪夢。ここまで1失点で堪えてきた赤星は、マウンド上でガックリと肩を落とした。無援と1球に泣いた23歳右腕は、6回2/3を6安打5失点(自責4)で今季3敗目(0勝)となった。

 打線は7回までブリンソンが2回に放った左翼線二塁打の1安打だけ。8回に代打・ウォーカーが球場表示142メートルの左翼看板上段に直撃する特大の3号2ランを放ったが、得点はそれだけ。わずか3安打で広島に完敗し、母の日でピンクに染まった球場からはため息がもれた。

 ▼赤星 何とか粘り強く投げていたのですが、最後のボール(マクブルームへの1球)が甘くなってしまい悔しいです。

 ▼ウォーカー フォアボールの後だったので甘いボールを積極的にいこうと思っていました。マザーズデーにいいプレゼントができました。

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