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ソフトB、首位獲り失敗 オリ・由伸対策ハマり3点差追い付くもあと一押しが…投手陣も踏ん張れず

2023年05月14日 05:00

野球

ソフトB、首位獲り失敗 オリ・由伸対策ハマり3点差追い付くもあと一押しが…投手陣も踏ん張れず
3回 2死満塁 中前に同点の2点適時打を放つ栗原(投手・山本)(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク3-8オリックス ( 2023年5月13日    京セラD )】 ソフトバンクは13日のオリックス戦(京セラドーム)で先発4人を入れ替え、打順も組み替えた山本由伸対策がはまり、0―3の3回に栗原陵矢の同点2点適時打など、3―3とした。山本からの3得点以上は昨年5月3日以来約1年ぶり。ただ、先発の東浜巨は5回に勝ち越し点を許すなど、それでも勝てずに対山本は5連敗。連勝は2で止まり、4月21日以来の首位奪取はならなかった。
 オリックス・山本を追い詰めたが、攻略するまでには至らなかった。ソフトバンク・藤本監督は「3回だったかな。みんな粘って、ボール球をしっかり見て」と天敵を慌てさせた攻撃を振り返った。

 先発・東浜が3失点した直後の3回、柳田の押し出し四球で1点を返し、なおも2死満塁で栗原が中前へ2点適時打。カウント2―2から147キロのフォークをミートして中前へはじき返した。「とにかくチャンスを生かそうと集中した」と栗原。3点を奪い、すぐさま試合を振りだしに戻した。

 2死走者なしから粘ってチャンスを広げた結果だった。中村晃が左前打で出塁し、柳町が一塁内野安打、近藤が四球で満塁とし、柳田の押し出し四球を呼んだ。6試合ぶりに2番でスタメン起用された柳町は10球目をしぶとく転がし、つなぎ役となった。

 山本とは6回零封された4月6日以来の対戦。打線改造の対策を講じて今季2度目の対決に臨んだ。前日のカード初戦から周東、甲斐らスタメン4人を入れ替えた。打順についても「調子のいい選手を順番に並べた」と藤本監督。3試合ぶりに5番に戻した栗原がタイムリーで起用に応えた。

 だが、あとひと押しができなかった。3回は栗原の2点適時打の後、アストゥディーヨの死球で2死一、二塁としたが、今宮が中飛に倒れて勝ち越しのチャンスを逃した。3―4で再び追いかける展開となった6回も1死一、二塁でガルビスが空振り三振、代打・川瀬が二ゴロに凡退。これで山本には昨年7月23日の対戦から5連敗となった。

 投手陣の乱調で結果的には大敗し、連勝は2でストップ。デーゲームでロッテが敗れたため、勝てば4月21日以来の首位に浮上するチャンスを逃した。きょう14日の相手先発は4試合3勝0敗で防御率0・37の山下。またも難敵が立ちはだかるが、藤本監督は「まだ1勝1敗だから悲観することない。明日、勝てばいい」とカード勝ち越しを期して話した。(森 寛一)

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