【甲子園】宇部鴻城初戦敗退 エース・浅田が強気の投球も佐々木麟に2安打許し「さすがだなと」完敗認める

2023年08月09日 05:30

野球

【甲子園】宇部鴻城初戦敗退 エース・浅田が強気の投球も佐々木麟に2安打許し「さすがだなと」完敗認める
<宇部鴻城・花巻東> 土を集める宇部鴻城ナイン (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第3日 1回戦   宇部鴻城1―4花巻東 ( 2023年8月8日    甲子園 )】 宇部鴻城の右横手投げのエース、浅田真樹投手(3年)は、佐々木麟に臆することなく内角を攻めた。踏み込んでスイングしてくるのを逆手に取ったが、初回に左前打を許すと、4回無死二塁では再び左前へ先制適時打を浴びた。「さすがだなと。簡単には抑えられない印象がありました。想定より器用なバッターだった」と完敗を認めた。
 兄・優太さんは同校野球部OBで、19年夏に出場した際はデータ班として奮闘し、甲子園では補助員として試合を見守った。その姿をアルプス席から見て「ここに入って絶対に甲子園を目指そう」と誓った。「兄の分も背負って入学したので、とにかく勝ちたかった」。4回2/34失点降板に声を詰まらせた。

 あす10日に18歳になる誕生日を甲子園で迎えることはできなかった。2番手で登板し、2回1/3無失点と好投した松成乃馳(だいち=2年)ら後輩に夢を託す。「また戻ってきて、今度は初戦突破して、チームの目標であるベスト8以上を目指してほしいです」と熱い言葉を残した。(杉浦 友樹)

 《対策も打線振るわず》○…打線は9回に5番の小林直也(3年)の右前適時打で1点を返す粘りを見せたが、及ばなかった。5回1死までパーフェクトに抑えられるなど、花巻東先発の小松龍一(2年)を打ちあぐねた。主将の大川快龍(かいり=3年)は事前にデータ班から70球を超えるとボールが浮いてくる傾向があると聞いていたが、「岩手大会の映像と比べて、ひとつレベルが上がっていた。これが甲子園だと感じました」と唇をかんだ。

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