【甲子園】日大三・安田 完封勝利一番乗り!「公式戦で完封するのは初めて。野球人生で1番いい投球」

2023年08月09日 13:18

野球

【甲子園】日大三・安田 完封勝利一番乗り!「公式戦で完封するのは初めて。野球人生で1番いい投球」
<日大三・社> 日大三の先発・安田 (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第4日   日大三3―0社 ( 2023年8月8日    甲子園 )】 大会第4日の第2試合では、2年連続19回目の出場の日大三(西東京)が3―0で、3期連続出場の社(兵庫)に勝利。4強入りした18年以来5年ぶりの初戦突破を果たした。
 エース右腕・安田虎汰郎(3年)は、切れのいい直球に、低めへのチェンジアップを織り交ぜて社打線を翻ろう。5回2死までパーフェクト投球を見せ、初安打を許した後も安定した投球で無失点投球を続けて2安打完封勝利を挙げた。

 11年夏に日大三を優勝へ導いたエースの吉永健太朗に憧れ、同校へ入学。吉永の決め球シンカーをまねて、中学では同じように打者の手元で沈むチェンジアップを習得した。今年1月には初めて直接指導を受け「握りを教わり、変化量やスピードが変わった」と、全国V腕“直伝”の決め球を磨き、聖地での快投につなげた。

 試合後、安田は「公式戦で完封するのは初めてなのでうれしい。最初は凄く緊張しましたが、1人1人大事に投げました。野球人生で1番いい投球です。野手が守ってくれて完封を達成できたので、みんなに感謝したいです」と話した。帽子のつばに、今年3月に退任した小倉全由監督に「練習はうそはつかない」と書いてもらい、この日のマウンドに上がり「小倉さんのためも、まず1つ勝ててよかったです」と笑顔を見せていた。

 ◇安田 虎汰郎(やすだ・こたろう)2005年(平17)5月27日生まれ、千葉県出身の18歳。湊小2年から野球を始め、鴨川中時代は袖ケ浦リトルシニアに所属。日大三では1年秋からベンチ入りし、昨夏の甲子園も経験した。好きな言葉は「先発完投」。50メートル走6秒3、遠投100メートル。1メートル76、73キロ。右投げ左打ち。

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