阪神 関西の「アレ」の経済効果は“大谷超え”約872億円! 関大・宮本名誉教授が試算

2023年09月05日 05:15

野球

阪神 関西の「アレ」の経済効果は“大谷超え”約872億円! 関大・宮本名誉教授が試算
3日のヤクルト戦の6回、森下の本塁打に盛り上がるスタンドの阪神ファン Photo By スポニチ
 関西大学の宮本勝浩名誉教授(78)が4日、阪神が18年ぶりの「アレ(リーグ優勝)」を達成した場合の経済効果を計算し、関西地域では約872億2114万円になったと発表した。
 「今年春の大谷翔平選手が活躍したWBCでの侍ジャパンの優勝の経済効果は、約654億3329万円であった。このように、スポーツにより多くの人が元気をもらうことで、日本が元気になり、今後ますます発展していくことを願っている」

 虎党としても知られる同教授の分析で、猛虎悲願の「アレ」が“大谷超え”のポテンシャルを秘めていることが分かった。他球団の優勝がもたらす経済効果と比較して破格になる要因として、①優勝慣れしていないファンが待ちに待った18年ぶりの「アレ」で大いに盛り上がること②新監督、若手の躍動で新鮮味が増したことで観客動員が昨年より2割増加③物価上昇の影響④新型コロナウイルスの影響による行動制限が撤廃されたこと、の4つを挙げた。

 阪神は優勝しない場合でも一定の経済効果を及ぼすことから、推計では22年と比較。球場を訪れたファンの消費増加額、百貨店などでの祝賀セールの売上増加額などに始まり、祝賀パレードが実施された場合の消費額、スポーツ新聞の売り上げ増など、さまざまな項目についての試算をまとめ、全国での経済効果969億1238万円のうち9割が関西地域、1割を他地域とした。

 球団もファンも待望の“アレ”が金の雨を降らせるか。関西経済界も注目のシーズン最終盤になりそうだ。

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